坂本龍一のピアノと、チェロ、バイオリンのトリオによる演奏で、当時の新曲を含む過去の代表作に挑んだベストアルバム風な作品。過去の代表作に再び命を吹き込むような充実した演奏が収められ、感動的な傑作である。
以前からのファンには、新しく生まれ変わった名曲の魅力を再確認できる作品として、初心者には彼の足跡をたどる良質な入門的アルバムとして最適だろう。同じメンバーによるワールドツアーも実にすばらしい内容で、全世界で大好評を博した。(麻路 稔)
バラエティゆたか
★★★★☆
この時点での坂本龍一の代表曲がぎっしり。
こういう綺麗なメロディーを知っていないのは損です。
例えば綺麗な景色を見たときに心で流れる音楽が一個増えるわけだから。
1996
★★★★★
95年の『SMOOCHY』でチェロを積極的に使うのが目立ったが、今度は全曲、教授のピアノにチェロ、バイオリンのトリオ編成だ。映画音楽を含む既発曲の再アレンジで、ベスト的選曲でもある。この小編成が、教授の基本的に悲しみの美学に基くといえるような音楽性によく合う。クラシックのイメージに近い13から、ほとんどコードだけで曲として聴かせてしまう新曲5のセンスまで。教授の音楽のベースも見えてくる。
集中してしまって眠れない
★★★★☆
とてもいいアルバムだけど、バイオリンが強く感じた。リラックス&お休みタイムにいいと思い購入したが、バイオリンが強いのと、音楽に集中しすぎて逆に興奮して眠れなかった。
クラシック傾倒のポップス
★★★★★
聞きなれた名曲のクラシック・トリオ盤。すべて有名な曲のリメイク盤です。どの曲も今までと違う新鮮さを感じさせる普通のベスト盤とは異なる秀逸な一枚です。寝るときに聞くのに似合うかなとは、思います。聞くのにトゲがないのがよい。
ベストの中のベストのようなアルバムですよ。
★★★★★
アルバムのタイトルは1996年発売ということで、「1996」と命名されたそうです。坂本さんの名曲を、ピアノ・チェロ・ヴァイオリンのトリオ編成で聴かせてくれます。チェロがジャック・モレレンバウム、ヴァイオリンはエバートン・ネルソンの演奏が多いようです。トリオで聴くと曲の良さがより鮮明に感じとれるのはなぜでしょう。「ラストエンペラー」では、ヴァイオリンが二胡のパートを演じ、それにチェロが重なっていきます。「戦場のメリークリスマス」は、このアルバムのヴァージョンが一番好きです。坂本さん曰く「まあ、一生に一枚作るかっていう種類のアルバムですね。」だそうです。
ベストアルバム
★★★★★
著名な作品が網羅されていてファンにはたまらないCD. もっとピアノだけの演奏が多ければさらに嬉しいのだけど…。