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天孫降臨の謎 『日本書紀』が封印した真実の歴史 (PHP文庫)

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: PHP研究所
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天孫降臨は、たしかな事実である......。こう切り出せば、多く
の人は「そんな馬鹿な」といぶかしがることであろう。「神話」は絵空事であっ
たとする、現在の常識的な理解からすれば、皇祖神・天照大神(あまてらすおお
みかみ)の孫が、高天原から日向(ひむか、宮崎県)の高千穂峰に舞い降りてき
たという話を信じろ、というほうが無理な話なのである。
しかし、そう簡単には片づけられない「謎」が、神話には残されている、と著者
はいう。
『日本書紀』を編纂した八世紀の朝廷が、天孫降臨の地を、なぜ南九州に求めた
のか? ヤマトの政権はもっとほかの場所からやってきたのだが、それを隠匿す
る必要があって、南九州を選んだのではないか? そもそも南九州は皇祖神の
「夷テキ」の地である。そのまっただ中に「天孫が降臨」する必要があったの
か? いったい「天孫降臨」に秘められた真実とは?
気鋭の歴史作家が「建国神話に隠された真実」を大胆に読み解く。