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暮らしのさじ加減―ていねいでゆっくりな自分にちょうどいい生活 (講談社+α文庫) (講談社プラスアルファ文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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「丁寧な暮らし」を目指して ★★★★☆
著者の本は、たぶんほとんど読んでいる(持っている)と思います。
「シンプルライフ」「自分サイズの暮らし」「スローライフ」・・・
そんな言葉で語られる内容の著書が多いです。
今回のこの本は、副題にあるように
「ていねいでゆっくりな自分にちょうどいい生活」のすすめです。

こういう本を手に取ること自体、まだまだあわただしく生活をしている
所以だなあと思うのです。
一種の憧れに近い気持ちで読んでいます。
「自分サイズの暮らしのつくり方」・・いい響きです。

年齢を重ねてきたからなのか、
単調な暮らしに幸せを感じるようになりました。
若い時は、いろんな刺激が毎日の生活にある方が、
なんだか生きている感があるようにも思っていたのですが、

暮らしが単調であることは、ある意味では、
平和に落ち着いて暮らせているっていうことで、
そんな生活がいとおしく感じます。

本文の中にも引用されていますが、
「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、
    何事かを為すには余りにも短い」  「山月記」(中島敦著)

は、実感です。
何かをやろうとするには、本当に時間が足りなすぎると感じますね。

・・・そうは言っても、毎日の「忙しい」が何かを生み出しているかというと
私事と考えると、イマイチそうでもなく、
「忙しい」の中身は、「心配」する気持ちだったり、「後悔」している時間だったり
することが多くて、「過去」と「未来」に妙にとらわれていたりします。

1日の中で、きちんと自分を振り返ったり、計画を立てたりする時間があると、
なんだか、いつもの「忙しさ」も、きちんと今を生きる忙しさに変わったりもします。

本文では、ちょっと立ち止まって、生活のスピードを見直してみましょうという
きっかけのアイディをくれます。
憧れの生活のパーツを、少しづつ取り入れていけるといいなあ。。。そんな風に思います。

どうであれ、やっぱり目指すのは、「丁寧な暮らし」なのです。
自分にぴったりの生活を求めて。 ★★★☆☆
癒しを求め方を語る本は多々あれど、
癒されなくても済む、日常を手に入れよう
というコンセプトの本書。

単調な暮らしをいかに自分にとって
ちょうどいい加減にするか、
いかにストレスレスな生活にするか、
そのヒントが書かれた指南本です。

小さいコトから始める、とか
目標のハードルを下げる、とか。
目新しい刺激よりもコツコツと足元を固める、とかとか。

この本を読むといかに自分が
せかせかと癒しのない生活を送っているか身に染みます。

スローライフ。
ロハス。

なーんて、思想が流行ってもいますが、
日常にそれを取り入れているヒトって、素敵ですよね。

さるきちは、すぐに南国をイメージしてしまうのだけど、
でも、実は今の生活の中で実現できるものなのよね。

力いっぱいでなく、
精一杯でもなく、
まあまあ一生懸命にやろう。

著者のその言葉がココロに染みる一冊です。
良著です。 ★★★★★
いやあ、久々にいい本に出会えました。
買い、です。「マストバイ」です。
著者はオールアバウトのシンプルライフの
ライターとしても有名で、
そちらもちょくちょく拝見していますが、
この本はその集大成のようなものだと思います。

なので。
消費大好き♪
時間は有り余ってる♪
というような方にはオススメできません。

今の情報の洪水とか大量消費社会って
何か違う、と思われている方は
ぜひ読んでいただきたいと思います。

私は「ストン」と腑に落ちる、というか
納得することが出来ました。

テレビやインターネットなどあちこちで
「買って、買って〜」と騒ぎ立てられ、
私のこの考え方っておかしいのかな?と
ちょっぴり自信をなくしていた日々。

この本を読んで、
「いいんだわ、私は私で」と思い直すことが出来ました。

みんなと違うということで何だか焦りを感じている方、
買ったり、捨てたり、何か違うと思う方、
何で私ばっかり時間がないの?と思う方、
一読をオススメします。