エリヤフ・ゴールドラット 何が、会社の目的を妨げるのか
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トヨタ生産方式の生みの親・大野耐一氏を心から敬服し、日本をこよなく愛していたゴールドラット博士。そんな博士が最も愛した言葉――それは「WA(和)」であった。
「私たちも、日本人のようでなければならない」「日本人はおそらく他の惑星からやってきたに違いない」と、晩年、世界中で「和」の大切さを説いていた。「世界の他の国々が日本からもっと学ぶべきだ。地球に日本があってよかった」と語ることさえあった。
しかし同時に、「和」を重視する日本の文化は、同時に大きな弱みにもなり得るとも考えていた。また、日本企業がますます欧米の経営哲学、カルチャーに染まっていくことに対し、きわめて大きな危惧を抱いていた。
ゴールドラット博士のインタビュー、講演で語られたフレーズ、論文、そして『ザ・ゴール』をはじめとする著作から、ものごとの本質を鋭く衝いた「至言」の数々を一冊にまとめる。そこから、日本企業が捨ててしまった大事なものが浮かび上がってくる。
アメリカで刊行されたTheory of Constraints Handbookに収録されたゴールドラット博士による「TOC概論」(What Is TOC? Introduction to TOC―My Perspective)も初邦訳。