大金持ちも驚いた105円という大金
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■リストラ間近・月々のローン返済40万円…
崖っぷち人間がとった行動とは?
還暦直前の58歳、地方予備校講師。少子化の影響をモロに受け授業数が激減。
だからといって、このご時世に転職先を見つけるなんて夢のまた夢。しかし、月々のローン返済40万円を抱えたまま……。
そんな窮地に追い込まれた中で見いだした答えが「せどり」だった――。
一時は自己破産まで考えた崖っぷち人間が「せどり」稼業を通して、
ローン地獄から這い上がる2年間の闘いをまとめた貧乏克服ノンフィクションです。
「せどり」(競取)とは、同業者の中間に立って、売買の取り次ぎなどをして口銭をとることをいいます。
著者は新古書店「ブックオフ」の105円コーナーから、より高値で売れると思う本を買い、
ネット書店「アマゾンマーケットプレイス」にて転売。
2年間でなんと1,700万円(!)を売り上げました。
その利益をローン返済に充て、現在も着実に借金を減らしつづけています。
■自虐的(?)笑いを盛り込んだ筆致
せどり世界ならではの「本の役割と価値」も必読
よくある「ローン地獄脱出記」となれば、暗くて堅苦しい内容と思われるかもしれませんが、
自虐的(?)な笑いを織り交ぜながら明るく楽しく読める筆致が大きな特長です。
また、「せどり」をしていくなかで、「ベストセラーは売れない」「書き込みOK」「売れ筋は理系本」など、
通常の新刊本の世界ではけっしてわからない、もうひとつの「本の役割と価値基準」が存在することに気づきます。
また「せどり」の世界から見た「売れて印象に残った本」の書評も、新鮮な気分で楽しんでいただけると思います。
100年に一度といわれる大不況に見舞われ、ローン地獄・失業者・定年無職者が増え続ける今、
「天は努力する者を絶対に見捨てない!」と勇気と希望を投げかける1冊です。