ルーベンス入門にはいいかな
★★★☆☆
ルーベンスの代表作を辿りながら、彼の人生綴っている1冊です。
全ページカラーは見応えがありますし、偉大な画家の生涯を知るにはいいかも知れません。
しかし現存する作品全てではないので、ファンには物足りません。
作品解説も非常に少ないです。
マリー・ド・メディシスの生涯は1部が紹介されているのみ、ナショナルギャラリー所持の「パリの審判」は触れられてすらいないです。
イギリス・バンケティングハウスの天井画の詳しい説明もあったら良かったでしょう。
入門書には最適な1冊ですが、コアなファンにはお勧めできません。