病院長になってから10年。私が試行錯誤してきた院長としての知識、知恵を、基礎的な部分に絞って詳述いたしました。これから院長になる予定の医師、また将来院長などの管理職についてみたいと考えている医師などに是非読んでいただきたいと考えていますが、病院長の考え方を理解することを重要と考えている事務職、看護職の方にも広く読んでいただけたら幸いです。この本を読むことによって、読者の皆さんの病院の院内意志の統一が図られ、経営が安定し、さらには地域のリーダーとしての役割の向上がかなえば、私の大きな喜びです。