血液バンクからの配達があるとはいえ、血液恐怖症なのはヴェンパイアとしてまずいでしょう・・・というところから起こるお話です。娘の恐怖症を治すためにと、心理学者を誘拐してくるバンパイアの母親。バースディプレゼントかと勘違いして、少々味見をしてしまうヒロイン。何故かマインドコントロールが効かず、秘密をもらすことになるのでは、と解放してもらえなくなった心理学者のヒーロー。ヴァンパイアの従姉たちも続々登場し、とても楽しいロマンティックコメディになっています。誰も彼もが、ユーモラスで暗いところはみじんもないので、気持ちよく読みすすめていけますよ。