実際にあった、患者さんとこの先生のメールのやりとりの内容を本にしたものでした。患者さんの疑問や悩み、意見に先生が回答していくものです。実際のやり取りということで、この質問は多くの人がだれかに聞いてみたいことなんじゃないか？という内容から、なかなか聞いたこともなかったような悩み事の実例まで載っていました。多くの人が抱えていると思われる質問は、もしかするとこの本ではなくとも答えを探す場所はあるかもしれませんが、本当に少数派と思われる実例は、とくになかなか誰にも相談できないんじゃないか？という内容が多く、病院選びに悩んでいたり、病院に行って相談することも躊躇している方には、とりあえず読んでみると答えが載っている「かも」という感じです。基礎知識ももちろん解説があるのでわかりやすいです。ただ、読む人によっては、不安によるストレスを増長させる可能性もあると思います。もちろん気休めで子どもが作れるわけじゃなりませんが、あまりに潔く回答しているので、不安を抱えている人が希望を探すために読むものとは違います。覚悟を持って、不妊治療に臨もうとしている人が読むべきものと思いました。

私が悩んでたことって、他の人も同じように悩んだり疑問に思っていたりしたんですね。
この本を最初に本屋でペラペラめくったときに、「あ、これ…」って思ったのが、卵の質はどうやったらあげられる？という質問。
私も、何かあったら是非！と思っていたんですけど、その回答もわかりやすく納得しました。
他にもいろいろな質問があって、それを先生が1つ1つに丁寧に答えていました。
痒いところに手が届くというか、なんというか。
とにかくいろいろと参考になることがたくさんありました。