皆殺しの歌~200万で戸籍を売った男
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『自分は周りからどう思われているのだろう?』
不安で眠れなくなり、
探偵を雇い自分の身辺調査を行うことにした。
大学で考古学を専攻する直人は、
ひょんなことからテレビに露出する島崎敬子と顔見知りになる。
弱みを握った筒井と直人は、
敬子に近づき、秘密をばらされたくなければ
『1度だけ、オレ達と関係を結べ』
強引に迫った。
SMクラブで両手を縛られ、自由を奪われた敬子は、
2人の前に尻の穴をさらし、脱糞し、
撮影された写真をもとに、
金を要求されるようになる。
ついにはソープ・ランドへの労働をすすめられ、
金の無心で身動きが取れなくなる。
フィアンセを裏切っている自分に自己嫌悪する敬子は、
とうとう脅しに屈しきれなくなり、
伊豆の恋人岬に身を投げてしまう。
彼女は筒井の子供を身ごもっていた。
敬子から何もかも遺書で知らされた友人、高橋真理子は、
心に復讐の炎を燃やす。
考古学者であり、敬子のフィアンセの父親、
鷲尾修三に協力を求めた。
鷲尾は日本大学の教授で、
研究の成果が認められアリゾナに渡った、
この世界では有名な男だった。
鷲尾が勤めるアメリカの軍事基地に、
何も知らず呼び寄せられた河合直人は、
高橋真理子と偽装結婚し、
平凡だけど幸せな時を静かに送る。
が、毎日飲まされた正体不明なカプセルで体調を崩し、
日本への帰国を余儀なくされる。
アリゾナの軍事基地では、
UFOの開発。人体実験。遺伝子の組み換えによる、
第3の生物が宇宙人とともにまさに開発されている最中で、
檻の中は得体の知れない生物でごった返していた。
体調不良を理由にアリゾナから帰国した直人は、
心のよりどころである真理子と連絡が取れなくなり、
やがて一人ぼっちになる。
数年後、顔、体中に無数のイボを発疹させ、
余命が半年であることを知る。
そしてこれが、
敬子と真理子の復讐であることをある日、
悟るのである。
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※7月2日、リフロー型に、4作品すべて、
文字を読みやすく変更しました。
※古代ギリシャ×バージョン。
宇宙スカイ×バージョン。
表紙の異なる場合がありますが、内容は同じです。