面白かった
★★★☆☆
読み物としてとても面白かったです。これがノンフィクションとは驚きですね。
やっぱり東大生というのはあれこれ悩まずに目の前のことに取り組む行動力があるから短時間で何かをやり遂げることができるってことなのかなあと思いました。
ストーリーとしての面白さと、読者をひきつける文章力で一気に読ませてくれます。
ところどころに営業話法や債権取り立て、上場しやすい業種など役に立つ知識も盛り込みながら読者に知識のお得感も感じさせてくれます。
税理士の人件費を削減しろというアドバイスはよくないというのも納得ですね。人を削ればその仕事を機械にでも代替させるのでなければ売り上げが落ちるのは当然、売上が落ちれば事業自体が縮小してしまいますからね。むしろ一人当たり売上を増やすためのマーケティングに力を入れるべき。
ただし、私は基本的に何かを学ぶための読書に重きを置いていますので、2時間で読み終えるほど面白かったんですが、所詮、私にとっては娯楽の域を出ず、星3つです。
しかし、世の中には善人面した悪人がうようよしているんですね。くわばらくわばら。
面白い!超サディスティックな金持ち父さん!
★★★★★
面白くてグイグイ読ませられた。
金森さんは東大卒とのこと。
やっぱり読んでいて全然頭の使い方が違うなという印象を受けた。
学校では「働くおじさん」を賛美するビデオは見せられるが「働かせるおじさん」を見せることはない。
基本的に義務教育は労働者階級を養成するものであり資本家階級に上がらせるものではない。
絶対に教えてくれないんですよね。
また営業というものを考えるのにおいて、「そもそも名簿って何やねん」という視点をもち、図書館で調べに行くという発想。
普通こんなこと考えませんよ。
資本家Kさんに膨大な借金を背負わされ、徹底的に追い込まれたことで、東大卒という脳みそと必死の勉強とアイデアがまるでパズルのピースのように当てはまり、金持ちになる方法が論理的に浮かび上がる。
借金を背負わなければ、成功を夢見たままで終わっていたんじゃないかと書いていたが、私もそう思う。
借金返済のためにアイデアを実行しなければいけないから、覚悟を決めて腹を据えることができる。
多分アイデアを浮かぶ人まではたくさんいるとおもうんです。やるか、やらないかの違いだけで。
参考にならないという意見もあると思いますが、幸い筆者ほど借金を背負ってない人が大部分だと思います。
「知った」うえで実行にうつすか、また新たな成功本、金持ち本を手に取るか。
踏み出す勇気を問われているわけです。
読み物としては面白かったですが
★★★★☆
現在この書名のような状況に置かれている方が何らかの救いを求めて読んでも
余り参考にならないような気はします。金森氏だから、どん底からここまで
這い上がってこられたという感じでしょうか。
読み物としては面白かったです、最後の第6章「起死回生」に関しては
推理小説風に感じられ読んでいてドキドキしましたし「そういう事
だったのか」と納得できました。
脳の作りがまるで違う
★★★☆☆
この本を読んで真っ先に思ったことは、「この人の脳は凡人のそれとは違う」です。 27で社会人経験ないのに、独学で株式公開やりとげるし、多額の借金抱えてプレッシャーがきついなか、独学で資格取り続けるし、とにかく頭がいい。 勉強と調査分析が得意で大好き。 あまり強調してないが、さりげなく東大生だし(英語の翻訳のバイトにつけたり、営業ではなく、いきなり株式公開準備に配属されたり、と学歴の恩恵を受けています)。 神経は凡人より、ぶっとい(ヤクザの取り立てを受けながら、勉強に集中したり、ぐっすり眠れたりする)。
フリーター時代には母親から1000万ももらえる(実家はけっこう裕福)。 しかも、多額の借金抱えてるのに、結婚できちゃうし。
筆者の別の本(行政書士)を読んだら、「独立前はサラリーマンとして、1300万円の年収があった」と書いていた。
話としては、楽しいですし、為になる教訓もあります。しかし、それ以上に、私は、筆者と自分を比べて劣等感を感じました。嫉妬すら湧いてきました。凡脳、ノーバイタリティー、勉強嫌い、庶民&女にもてない私には、参考になりませんでした。 この人の脳みそと、自分のそれとを取り替えられたらなぁ・・この人みたいになれたらなぁ・・
アンチ金森だが・・・面白い
★★★★☆
_
正直金森氏が書いた、ビジネス本の多くは胡散臭いものが多く
どちらかといえば私はアンチ金森に属する。
しかし、そんな私でも率直に面白いと言わざるを得ない小説だ。
昔流行したナニワ金融道や、極悪がんぼ、カバチタレに出てきた端役の人のその後の人生
みたいな感じです。それで漫画以上に面白くリアルだ。
書いてある事全てがノンフィクションとは思わないが
適切な取材、考証に基づくエンターテイメントの佳作
金森氏にはこちらの分野で活躍してほしいです。
余談ですが、この本によると金森氏はマスコミやネットで注目を集め始めていた時も
窮地にあったわけで、もし逆転が無く実質的に破産していたら
円天やネット土地取引の人たちと同列の報道をされていたでしょうね。