人々の心を揺るがす、衝撃的な製品を作りたい。私たちが掲げるスローガンにはそんな思いが込められています。「想像を超える感動」というスローガンを打ち出した後、私たちは様々なアプローチから自転車のもつ可能性を模索してきました。そして今、「感動=MOVE」から「衝撃=SHOCK」へ。現状を良しとせず、DOPPELGANGERは新しいコンセプト/コンテンツを作り続けます。自転車は乗り手があってはじめて意味を成し、スタンドがなければ直立すらままならない。 そして、走る速さや目的を決定するのは自転車に乗る人であり、自転車ではありません。自分の価値観でモノを選ぶことができ、人に運ばれることをよしとせず、周囲に流されずに自分の速度、自分の目的のために走ることができるすべてのライダーに。
全長650mm/ワイヤー直径12mmという十分な長さ、強度を持ちながらも、ワイヤーを束ねることでコンパクトに収納できる「ラウンド・シェイプ・デザイン」。ロック/アンロックにはキーを用いずに「ダイアル」を採用しました。これはわざわざ「キー」を持ち歩く必要がないという利便性に配慮したものです。スムーズなダイヤル回転で施錠の際もストレスなく使用することができます。ダイヤル直径を大きく取り各数字の間隔を広く設定することで文字の読み取りを容易にするとともに、確実なダイヤル操作を可能としました。なお4桁の数字は任意に設定することが可能です。
ブラックの精悍な本体に、コントラストカラーである「オレンジ」を採用しました。ドッペルギャンガーのイメージカラーである「ブラック×オレンジ」は、ドッペルギャンガーの自転車との親和性が高く、自転車のデザインを損ないません。また、オレンジは波長が長く、遠くからの視認性に優れます。「施錠している」ことを予め周囲に理解させることで、盗難やいたずらを未然に、かつ心理的に防ぐことを狙っています。
ワイヤーには、合計49本からなるスチールワイヤーを編み込んだ、直径12mmの堅固なスチールを採用。それを柔軟性に富む樹脂製の被膜で覆うことで、車体への攻撃性を最小限に抑えました。自転車を盗難の危険から守ります。
優れた自転車の定義は、人や目的によって変化します。私達がつくるのは、シティサイクルのように「単に移動手段としての自転車」でもなく、競技として速く走ることだけを目的にするものでもありません。人が自転車を購入するとき、その真の目的は「自転車に乗って何ができるか」にあるはずです。しかし、多くの人が「自転車」そのものを目的として製品を選ぶ現実があります。私たちは、「DOPPELGANGER=分身」のブランド名が現すとおり、それを使う人が共感・共鳴できるデザインとコンセプトこそが最重要であると考えます。「その人に合った速度で走る、その人のための自転車」。現実に対するアンチテーゼとして、そして「自転車」というファクターを一旦分解し、再構築した自転車。それがDOPPELGANGERなのです。