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ボートの三人男 (中公文庫)

価格: ¥800
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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現代でも通用するユーモア ★★★★★
とにかく笑いが止まらなくなる本である。電車の中で読んで、思わず噴出してしまい、他のお客に変な顔をされたくらいだ。内容を思い出すと、今でもにやけてしまう。19世紀のボート旅行の話などどこが面白いのか、家内に馬鹿にされたが、この本を読み始めた彼女は途中でやめられなくなっているらしい。彼女が読み終わってからインターネットで主人公たちの足取りを追ってみるつもりである。
すべて考え方次第(?) ★★★★☆
3人の英国紳士(?)が疲れていると結論づけた心と、
病気だと信じている体を癒すために、
フォックステリアのモンモランシーを伴ってボートで旅する話。
ジョージ、ハリス、語り手の僕(ジム)の三人が非常に自分本位で
人間くさいやり取りが漫才みたいで面白い。

旅の準備の段階からボートの手配、旅に出た後の出来事、
3人のそれぞれの馬鹿馬鹿しい身の上話などが盛り込まれている。

なかなか面白いのは、受け止め方次第で物事が変わる様を
よく描いているコミカルな表現力。
じわじわっと笑いがこみ上げにやついてしまう。
その一方、川沿いにたたずむ美しい町並みや、
ボート上から見える景色を形容する文章力は見事。
相反する類の文章が、また味があってよい。

この本を買って損した得したは語り部がやっている考え方次第なのかも。
なんとも味のある。 ★★★★★

ロードムービー的な自由と開放感。
地球と自分、的な内観タイム。
洒脱です。
テムズからみるロンドン観光案内の
実用面も見逃せません。
100年前のテームズ ★★★★☆
~3人の男と1匹の犬がテームズ川をボートで遡上する話である。
「ぼく」は世の中のありとあらゆる病気の殆どに罹患していると思い込んでいたが、
医者の勧めもあり、気分転換のためボートに乗る。
「コミック・ソング」は少々きついジョークだが、「魚についてのエピソード」は
いかにも釣好きのイギリス人らしいエピソード。
「湯沸かしポット」は見つ~~めているとなかなか湧かないので、
紅茶など飲む気はさらさらないといった風情でそっぽを向いていた方が
早く湧くのだそうである。この辺りの件は個人的には大好きである。

現代であれば、エンジン付きのナローボートで川上りでも川下りでも楽勝である。
が、ロックの苦労は当時と変わらない。
なにしろロックは100年前から進歩していないのである。
~~食生活もあまり変わっていないようで、
読んでいて100年以上も前に書かれた小説とはとても思えない。

読みやすい翻訳であるが、私には一部意味が分かりにくい部分があり、
それが訳によるものなのか、原文によるものなのかは分かりません。
まぁ、これは細かい話であって大筋には影響のない程度です~

犬は勘定に入れません ★★★★★
 1889年に書かれた、イギリスのユーモア小説です。
 ある夜、ジョージとウィリアム・サミュエル・ハリスとぼく(J)の3人と犬のモンモランシーは、お互いの健康状態の悪さについて語り合い、休息と気分転換のため、河遊びに行くことを決めます。
 その準備から、2週間にわたる、テムズ河でのボートによる旅の珍道中を、おもしろおかしく書き綴った、小説です。
 日本で言うと、夏目漱石の『吾輩は猫である』みたいなものでしょうか。
 風刺の効いた、3人(犬は勘定に入れません)の言動は、時代と国を越えた私達にも通じるものがあり、笑いをもたらしてくれます。
 この登場人物の3人のように、仕事に疲れて鬱鬱とした気分になったときに、休息と気分転換のために、のんびりと読むことをお勧めします。
 様様な、ユーモラスな事件の数数が、100年以上も前の、イギリスはテムズ河に、連れて行って、楽しい気分にしてくれます。