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映画を熱く語りたい1

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 北畠修一
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毎週映画館に通って50年。いやあ映画くらいいいものはないですね。
この本は映画評論というより、過去に見た数々の映画を文章で再現して、もう一回楽しんでみようという主旨で書いた本です。読んでくれた人が「うん、あの映画よかったよな」なんて思い出してくれれば嬉しいですね。

ニキータ
とにかく手に汗を握るすごい銃撃戦だった。
ニキータは、典型的なフランス映画の作り方なんだけど、結論的にいうと、ありえないような設定なのに、現実に目の前で起こっているように見せてしまったという凄い映画だった。
 監督の腕に脱帽だね。

ワイルドバンチ
あれだけ人が死んでも、血が噴き出しても、ぼくには残虐な映画とは映らなかった。暴力的ではあっても残虐ではなかった。
 ひとことで言えば映画自体が明るさをもっていたからだ。老いた男たちの一点の曇りのない目や、くったくのない笑い声が、殺伐としたストーリーの中で明るさやユーモアになって、どこまでも映画をカラッと明るいものにしていたからだ。

ロッキー・ファイナル
この映画は全編を通してそうなんだけど、登場人物がそれぞれ真剣な演技をしているから一人一人の人生が浮き彫りになってくるね。派手さはないけど、登場人物の心の襞みたいのがジワリ、ジワリ、と迫ってくる。
最後、観客とロッキーの結んだ手がアップになり、ラストシーンに切り替わっていくところがいいね。
「今度はおまえの番だぜ。がんばれよ、どんなに苦しくても諦めるな、前へ進むんだ」
 という、スタローンからのメッセージなんだろうね。

スタートレック(2009)
この映画では若い頃のカークやスポック達が生き生きと描かれていた。血の気の多いカークの無鉄砲なことといったらないね。
 敵艦を追うか追わないかでスポックと口論するところでは、相手の意表をついて優位に立つ、後のカークの性格がよく出ていたね。
 それにしてもスポックとウフーラがいい関係になっちゃうとはね。
とにかくこの映画はロマンに満ちあふれている。トレッキーだけでなく、誰が見ても面白い映画だよな。

七人の侍
 60年も前の映画なのにまったく色あせることがないよね。DVDで何回見たって面白い。見るたびに新しい発見があるんだ。
でも農民達は本当にしぶとかったね。このしぶとい農民に、勘兵衛達は限りなく優しかった。見終わってからその優しさが胸に込み上げてくるんだよね。

ゴジラ・ファイナルウォーズ
つぎつぎに出てくる怪獣をゴジラがやっつけていくのだけど、このバトルがかなり小気味良い展開だった。
 最後のカイザーギドラとの戦いはちょっと苦戦するけど、それ以外の怪獣はゴジラが圧倒的な強さでバッタバッタとなぎ倒してく。それが爽快なんだよね。やはりこの強さがゴジラの魅力なんだと思う。

血と骨
 この映画は失敗作だと思うね。起承転結の起がないんだ。主人公の恐ろしさが最初にちゃんと説明されていないから、いくら暴れまわってもちっとも怖くないんだ。原作がよかったから残念な映画になっちゃったと思うんだ。