当時一般に欧米の経営学理論が日本に入るまでには既に、5年から10年がかかり、更に10年後に大学で学ぶというのであるから、正に時代遅れと一見思われるが、実際面をみると、ちょうど時代が追いついたときに学んでいたりする。
可笑しなものである。
時代が追いつき、必要としたときに手に入らない状況というのがあり、名著は簡単になくしてはならない。
こうしていまレビューするのも、特に経営学では発表には価値がなくても10年後に価値を持つものが多い。
特に1980~90年当たりのものは再版を願うものが多い。
裏返していうと、これだけ過剰な出版業界で今読んでいるものは5年10年先のために読むという態度が必要。
今正に必要とされる名著である。この書を読んでITの進化を捉えるべきである。
このレビューがヒットされ、「地球」時代の捉え方が再燃することを祈る。