1曲目から持って行かれますw
気が付くと大沢伸一ワールドにどっぷり入ってる感じです
とにかく聞いて下さい。

大沢伸一さんのこの新作が偶然目にとまり購入しましたが、1曲目がまずメチャメチャかっこいいです。あと続く2曲目もすばらしいです。あとThank　You　For　Your　Loveで、もうこの3曲で購入すること決まりだと思います。DVDもついてます。なんてお得なんでしょうか。

大沢さんの音楽の魅について要約すると究極的に辿り着く形容詞。MONDO GROSSO時代のJazzyなものからTechnoやHouseそして女性ボーカルのプロデュース作品などでも、私が探してしまうのは大沢さんの音楽特有の美しさとセクシーさ。それがあるからサビはグッとくるし女性やハイエンドな層にも人気が高いのでは。

実は私も２００５年に騎馬オペラZINGAROの”Loungta”を観に行って感動していたら、数日後に大沢さんも日記にアップされていて『おおっ！』っとなったのを思い出した。まさか５年後にこのような形で、あの世界観にインスパイアされた楽曲がリリースされるとは。もちろん大沢さんというアーティストの中で概念が完全に消化された上で新たに創出された楽曲なので、公演全般で使用されていたチベット音楽を取り入れている訳ではない。エキゾチックな世界観を引き継ぎながらもその起源は無国籍なままで、ちゃんとフロア対応のダンスミュージックになっているところが流石。余談になるが、偶然にもケミカルの最新リリースでも馬が「ヒヒ〜ン！」って嘶く”Horse Power”が超カッコ良く、大沢さんのどちらかというと「パカパカ」っていう感じの今作と供にリピ率が高く、なぜか私は今空前の「馬ブーム」だ。

“MG4” や“NEXT WAVE” をヘビーリピートした自分でもこのアルバムは十分楽しめた。ロンドンやパリはもちろん、シンガポールのスワンキーなラウンジなんかでもウケそう。大沢さんなら今さらカッティングエッジなものを産み出す事に拘らなくても、商業的に売れるダンスポップのプロデューサーとして幾らでも稼げるだろうに、このアルバムからはＳＯさんのアーティストとしての真摯な姿勢や人柄も伝わってきた。ＤＶＤについてはGLAMOOVEの丸野君のフロアでのＶＪプレイが大好きなので、彼の作品が入手できたのは個人的にはお宝になった。