よくここまで明確にまとめたものだ!
★★★☆☆
「エクセレントカンパニー」でおなじみの著者。
ごもっともだ、頭では分かっているはずだけど・・・
ということを本にしてベストセラーにしているこの事実こそ真実。
読んでからまずひとつひとつ実践するようにしている。
かといって実践しているからOKという安心感を持ってはいけない。
ただ、とにかく分かりやすくていい。
こういった類の啓発本は
『お前が誰だよ!まずはお前が成功しろよ!!!』と突っ込みたくなるようなよく分からない奴が書いているものだが、
この人には実績があるし、安心できる。
http://www.yoyogicafe.com/
「マインド」を醸成するためのもの
★★★☆☆
会社に守られるのではなく、個人として生きていくにはどうしたらいいかということについて書かれた本。
具体的な「方法」という形で書かれてはいるものの、成果に直結するような物ではなく、どちらかというと「マインド」を醸成するためのものという感じです。
どれも正しいことなんでしょうけど、これを全て実行するのは大変・・・。
個人的にはあまりしっくりこなかったかなぁ。
ハウツーが満載
★★★★★
面白おかしく書いてあるので、
テンポ良く読める。
ハウツーが満載。
アメリカのビジネス慣習も垣間見えて面白い。
腕に覚えがあって自立自尊を目指す人は必読の書。
「フリーエージェント社会の到来」
「パーソナルブランディング」
とあわせて読みたい。
あなたの名前を、ブランドにしてみませんか。
★★★★☆
企業名というブランドで仕事をしていた時代から、個人の名前をブランドにできる人が生き残る時代になった。
会社員・組織人として実績を上げてきた人も、退職した瞬間に淋しい思いをされた人も多いことと思います。
会社の名刺がなくなって、自分の存在感を喪失された体験はありませんか。
会社から渡される名刺は、会社の歴史の上に築かれたブランドに乗っかった感じなのです。
それは、「空飛ぶ絨毯(じゅうたん)」というイメージでしょうか。
p196「教育でいちばん大切なのこと、それは意欲だ」
ウィンストン・チャーチル
今、日本の教育再生が話題になっています。
でも、「学ぶ意欲」という言葉を忘れていませんか?
これは、ブランド人の基本です。
この本を読まれた人から、「私は意欲があります」というメッセージが、本棚から伝わってきます。
p235 それで、あなたの商品(うりもの)は?
すぐれた営業マンも商品がなければ、「陸に上がった河童(おかにあがったかっぱ)」と同じです。
p21「職人は材料を細工して物を作る。賢人はおのれを材料におのれを作る」
仏陀
ブランド人・仏陀の教えは、今も生きている。
彼はブランド人か?
★★★☆☆
ブランド人たる方法が、わかりやすく箇条書きや日々の実践方法で書かれており、読みやすかった。
一方で、ブランド人になるのが、唯一生き残る道である、という情熱が先走っているのは良いとしても、書いてあることとブランド人になることがつながっていないのでは?と思ってしまう箇所が結構あった。例えば、著者が尊敬するブランド人は、みな正直であり、かつ矛盾している(しかも本当の正直者は矛盾している)と突然書いてあっても、「だから?」と面食らってしまう。著者の感覚や経験が、思いつくままに恣意的に刺激的な表現でそのまま貼り付けられている印象で、ブランド人への道を歩む、さまざまな可能性を持った人々へのメッセージとして偏りが残っている。よって、人に伝達する手段としての内容が洗練されていないため、質が低くなってしまっているところは残念である。さらに言えば、著者の論調から推察すると、勢いがあり、反面雑駁な内容になるのも、著者の性格がよく反映された結果ではと感じた。
ブランド人への道を即日実行するための、具体的なチェック本として参考にする用途であれば間違いなくお勧めできる。物事を理解しながら動くタイプよりも、とにかく先に足が動かせるタイプに向いている。