「でけぇ！　近くで見るとやっぱでけぇ！！」ラスディは、マルキアの街の西門を見て思わず声を漏らした。初めての都会にワクワクドキドキ、いったいどんな素晴らしい体験が待ち受けているのか、期待に胸を高鳴らせて歩いていると…。突然の鐘の音、逃げまどう街の人々、「怪物（モンスター）だッ！」の叫び声！ほのぼのした雰囲気から一転した修羅場に、ラスディが一瞬戸惑っていると、スカイドラゴンの影が迫る！絶体絶命のピンチに、「危ないよっ！」とラスディの腕を引っ張ってくれたのは、なんと美少女！？しかも彼女・エレンディラはドラゴンを全然怖がっていなかった。そして、ラスディとエレンディラの運命が重なる…！田舎出身の純朴な少年と、謎の美少女の、ほの甘ライトノベル！！