【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:見城徹/著 出版社名:太田出版 発行年月:2007年03月 関連キーワード:ヘンシユウシヤ ト イウ ヤマイ へんしゆうしや と いう やまい、 オオタ シユツパン オオタシユツパン 0840 おおた しゆつぱん おおたしゆつぱん 0840、 オオタ シユツパン オオタシユツパン 0840 おおた しゆつぱん おおたしゆつぱん 0840 顰蹙は金を出してでも買え!!僕はこうやって生きてきた。いや、こうやってしか生きられなかった。 序章 悲惨の港を目指して-暗闇のなかでの跳躍第1章 SOUL OF AUTHOR(傘をなくした少年 尾崎豊『誕生(BIRTH)』 尾崎豊エクリチュールとステージ 尾崎豊 ほか)第2章 SOUL OF EDITOR(三人の大家ときらめている新人三人を押さえろ自分を変えるものしか興味はない「出版幻想論」序文 ほか)第3章 SOUL OF PUBLISHER(常識って、僕より無謀です見城徹の編集作
面白いということと優れているということは違うのだ
★★★★☆
カリスマ編集者の書いた本というのがどういったものか興味があって手にとってみた。尾崎豊の話、ユーミンの話、中上健次の話、キャンティの話などどれも面白く、興味深く読んだ。面白いのだが、玉石混交の印象だった。読者である私自身が興味を持っている人物だと面白いのだが、それ以外はそうでもない。読者を惹き付け読ませているのは筆者の筆力ではない。対象のそのものの面白さで読ませているのだ。編集者として対象を選ぶセンスがあるのだろう、その対象に全てをさらけ出させる力量もあるのだろう。だが本として全体の構成はいただけなかった。重複している話もあり、書き散らかしているような印象だ。面白く読めた逸話があったので、星は4つにした。
すごい文体、すごい世界、こんな本滅多に見たことない。
★★★★☆
文章がソースが重複しているらしくてダブってる箇所がある点、
ちょっと残念。しかし、迫力と情感と思想がある男らしい文体。
ナントイウコトデショウ。
一度読み出したら最後まで読まねばという気になる本です。
そしてとうとう最後まで301ページまで読んでしまいました。
面白かったです。
出版社幻冬舎の創業前後からの話。
角川時代の著名人との交流の話。
幻冬舎の広告や販促、仕掛けプロモーションの話。
「ダディ」や「誕生(BIRTH)」のベストセラーの裏表の話。
そして見城さんの初恋や女の話、肉体の話。哲学。人生観。
すごい迫力、「全体重がかかって」こちらに迫って来ます。
三島由紀夫のような男の美学を感じさせる文体。
その語彙力の凄まじさ。
日本を代表する編集者であり、出版経営者の本はこれだ!
読めてよかった。出版を志す若者に特に読んでいただきたい!
見城くん ビョウキ!
★☆☆☆☆
「編集者という病」というタイトルは違う。「見城徹という病」である。
彼の仕事の原動力は劣等感である。容姿、あだ名、運動神経etc。
転じて個に対峙する共同体への憎悪。赤軍派の奥平剛士を尊敬し、9.11の実行犯を肯定する。
このような人が社会の公器である会社を作り上場させてはいけない。社員や株主を困惑させる。
「自分は自殺すると思う。」というのなら、一個人としての人生を全うすべきであった。
編集者という人種には何人も会ったが、常識人も多く、著者の人間性は特異である。
また彼の定義する「表現者」は、一部の表現者に当てはまるにすぎない。
しかし、類は友を呼ぶで病んだもの同士が出会うものらしい。作品も闇の臭いが残る。
この男との接点がなかったなら、尾崎豊にもまた別の人生があったと思う。
著者と全く違う手法でよい本を作っている編集者は大勢いるのだ。
「これほどの努力を他人は運という」と言い放って内心ほくそ笑んでいるようだが、噴飯ものだ。
本は売れても魂は穢れていく。ク○リに頼りたくもなるだろう。
石原慎太郎と五木寛之がこの人の看板のようだが、二流の作家との付き合いをいつまでも誇れるものだろうか。
もっとも、業界人でこの本の内容を信じている人はいないようだ。
たとえば「ダディ」。この本はミリオンセラーになっていなかったという。
そういえば、中古書店で新本が大量に安売りされている時期があった。
さらに企画を持ち込んだのが郷サイドの某氏との話。
となると、ゴルフ場で郷から悩みを打ち明けられた著者がその場で口説き、秘密裏に仕事を進めた
というのは作り話になる。
一事が万事か。 世間を欺いている。「これほどの努力を他人は成功とよぶ」わけがない。
著者が叫び続ける編集者としての大義名分も、昼の光の中では消滅する。
過激派で火炎瓶を投げていた学生時代から、精神は進化を遂げたのだろうか。
この編集者になら、書いたものを託したくなる
★★★☆☆
編集者として、いかに書き手と濃い時間を過ごし、よいタイミングで作品を託してもらえるかがよく分かるし、もし自分が書き手であっても、著者に作品を預けようという気になるだろう。
但し、著者のこのような姿勢で「売れなければ、良い本ではない」との会社のものさしを変えない限り、売れる作品は手がけられても、残さねばならない作品がどのぐらい出版できようか? 特に社長が今も現場で、300人もの書き手のキンタマを握っている状況で、慎太郎のような権力者とつながっていれば、タブーも多かろうし、体制側に弓を引く本がどれだけ出せようか? その意味で、娯楽本には強いが、ルポなどは見当たらない幻冬舎の作風が理解できた。
本書は書下ろしではなく、インタビューや他誌への投稿短文の寄せ集めであり、内容がかぶっている部分も多く、著者の生き方同様の内容の濃さを期待していたので、少しがっかりした。
漠然としたものではあるが
★★★★☆
編集者というとどういった仕事をする人々なのか、
外から見ていると不思議な職種でもある。
本書は幻冬舎代表取締役である著者の今までの仕事振りを振り返る自伝的な作品である。
著者(表現者)たちとのまさに全身全霊を使った付き合い。これが編集者だといわんばかりである。
「編集者とは」というものを体現したような仕事振りには圧巻。