夢中になって4日で読み終わりました。
自分の知らない世界だらけで面白かったです。

でもディロンが女の子をバカにしてる感じでイラっとしましたし、
ディーディーの存在がいらないなと思いました。

金持ちの女子高が実はスパイ養成高校で、そこで繰り広げられる話です。設定はすごく面白いです。14ヶ国語喋れ、護身術にも長け、頭も賢い、外の生活と遮断されているのでお洒落がわからない、男の子のことなんか余計わからない。部屋はスイッチ一つで一般人用の部屋に変わるし、目をスキャンして認められないと通れない部屋、一瞬でナイフを投げて本で防ぐ教師たち。

映画になるのもわかるわ〜。実写化して見たいですもん。
でもちょっとキャラが薄いです。ジョシュ(主人公の好きな子)はどこがいいんだろう?イケメン先生の方がキャラがたっていました。

原書が発売された時から題名にそそられ、あらすじを読んでさらに興味を持っていました。
「上品なお嬢様のための私立学校が実はスパイの養成所…。
両親ともに元スパイという、校長の娘が普通の男の子と恋に落ちて―？！」
という荒唐無稽な設定ですがメグ・キャボットの作品が好きな人なら難なく楽しめると思います。
スパイとしての小ネタもたくさん織り込まれています(007、ミッション・インポッシブル、チャーリーズ・エンジェル、エイリアスetc.)。
古いネタもあるようで正直言ってあたりをつけることは出来ても完全な元ネタまではっきりは分かりません。…まぁ分からなくても楽しめることはたしか。
なんだかんだ言ってるけど楽しかったです。
スパイガールという安直な邦題(原書タイトルとは似ても似つかない)も最初はどうかと思ってたけど読み終えたあとは案外気に入ってました。
キャラクターではメイシーがどんどん"仲間"になってく様子が良かった。
続きを待ってます。というかあの最後はかなり思わせぶりだよ。気にならないわけない。

　舞台は，裕福な子女の為の全寮制女子高とされているギャラガー・アカデミー。しかし，その実態は…。
　やっと巡り会えた，運命の相手？？しかし，自分とは住む世界が違いすぎる。今まで，積み上げてきたものを全て捨てても，初めての恋をとるか？今までどおり自分の選んだ運命を受け入れるのか？

　女子高生のピュアな恋物語としても読むことができ，題名から想像できるように，アクションも多少ある。しかし，アクションを期待して読むと物足りない。ちょっと変わった，甘く切ない，恋物語として読むのがお勧め。

この本は恋と友情よりも奇抜な設定がスゴイ。そのハチャメチャぶりも含めて楽しんでもらいたいです。