「あるばん、ハロルドはふっとつきよのさんぽがしたくなった」こんなふうに始まる優しいものがたり。子どもの想像力の奥深さを教えてくれる。大きな紫のくれよんを持って、美しさと冒険に満ちた世界へ入っていくハロルド。だが、本書は、ただとっぴで衝動的に飛躍する空想ものがたりではない。丸顔のかわらしいハロルドは、慎重に、それでいて大胆に想像力を働かせて冒険を進めていく。気転をきかせることも忘れない。迷わないように目印を描いたり、うみにしずんだときはボートを描いたり、おなかがすけば紫のパイを描いたりと、紫のくれよんが大活躍する。
子どもの想像力のすばらしさを静かに謳ったクロケット・ジョンソンの作品『Harold and the Purple Crayon』(邦題『はろるどとむらさきのくれよん』)は1955年刊行。以来、あらゆる年代の読者たちをとりこにしてきた。ハロルドの静かだけれども不思議な旅は、想像力の生み出す奇跡を思い出させてくれると同時に、どんなことでもできるんだという驚くような自信を与えてくれる。
Buy this book for your child
★★★★★
We love this book. Harlod creates the world and he is a purple crayon god making up the things as he thinks them. I love this book everytime I read it to my girls and they love it too.
斬新な発想、長く楽しめる本
★★★★★
図書館で日本語版を見つけて、英語版を買いました。
主人公が自分でお話の絵を描いていく斬新な発想、
英文は1ページ1〜3行で、いろいろな表現が含まれているので、お勉強として長く使えそうです。
英文が分からなくても、絵を見るだけでお話は何となく分かります。
絵は白地に紫の(主人公が描く)線画と、マンガのような主人公だけで、白(背景)と紫と黒(グレー)の3色です。
英語歴2年の4才の娘は気に入ってます。
ビデオもおすすめ!!
★★★★★
常にシンプルな英語とシンプルなイラストの絵本です。つま先までカバーしたパジャマを着ているので、おそらく、ベッドに入る直前と思われるハロルド(石坂啓のマンガに出てきそうな顔をしている)が紫色のクレヨンを持って、らくがきをしています。なぜか突然、ハロルドは月夜の散歩を思い立ちました… ハロルド以外はすべてハロルドが描いた絵です。ハロルドはその絵の中を散歩しながら、紫色のクレヨンを使って、次々に絵を描き、その中を冒険していきます。 ハロルドの描いた絵が現実となり、その中にハロルド自身が入ってくる奇妙さ、また、自分の描いた絵により危機に陥った自分を再び、自分で描いた絵によって救う不思議さ…でも、娘は何の疑いも持たずに、物語の進行に聞き入っていました。 私はあまり、絵本をビデオ化したものは好きではないのですが、この絵本に関してはビデオが非常によくできていると思いました(Amazonでもビデオが買えるようですが、2004年版で我が家にあるものと違うような気が…今風なアレンジがされている可能性もあるでしょ? 我が家にあるのは1995~6年頃のバージョンです)。
こどものためのこどもの本
★★★★☆
カスタマーレビューが良かったので、自分のために購入しましたが、大人になってこのくらいの英語を読むよりは、やはり、こどものときに読む方がずっと、面白いと思いました。英語をいちから勉強中の大人には、いくらレベルが低めの英語とはいえ、不向きだと思います。こどものために購入したりするのには、良い本です。
魔法のクレヨンで、どこにいく?
★★★★★
ハロルドはある夜、お散歩にでかけることにします。
魔法のむらさき色のクレヨンを持って。
そのクレヨンで描くと・・・。
この本は、英語がわからなくても、絵だけで楽しめます。
英語がわかると、少しおもしろさが増します。
1ページ数行で、総語数600ちょっとです。
子供と一緒に、1人でぼんやり、
何を描くか考えてみてください。