ブラック企業と雇用契約書 - 私達の戦略
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日本社会の仕事によるうつ病・自殺問題などは、長時間労働と”業務範囲の不明確さ”が原因である、と私は強く思っている。自分の担当する仕事のみならず”会社組織の一員としての働き”という”不明確な会社の要求とその評価”が、私達を疲れさせている。”不明確な会社の要求とその評価”が、私達を追いつめる。ブラック企業・上司は、まさにこの不明確な”会社組織の一員としての働き”を利用し、私達に”頑張る姿勢”を常に求め、追いつめる。そもそも私達は、雇用契約書を会社と取り交わし、基本的にはその契約に則って働くわけである。極端な話だが、契約を取り交わした業務内容さえこなせば、なんら問題ないはずである。・・・本書は、会社から要求される契約以外の業務への対処方法と知識習得の本である。・・・会社に潰されない為に、そして日本の労働環境改善の為に、私達は何をすべきなのか?
---目次---
- 就職とは会社との対等な取引契約
- 雇用契約書の確認
- 紛争前提として会社と日々対峙する
- 引き継ぎはあったか?
- ひたすら情報収集し保管
- 会社側の戦略1"社員としての要求”
- 会社側の戦略2"指導というパワハラ"
- 会社側の戦略3"退職理由の偽装"
- 強力な自己肯定、会社と争う
- 私達は何をすべきか?
- 参考文献
- あとがき