未来は言葉でつくられる
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楠木建氏推薦!
「言葉は言葉に過ぎない。しかし、人は言葉でしか考えられない。
そして、考えられないことは絶対に実行できない」
アップル、グーグル、アマゾン、ディズニー、パタゴニア…etc.
熱狂的ストーリーを生み出す「ビジョナリーワード」のつくり方を、気鋭のクリエイターが解説。
商品開発から経営戦略、マネジメント、人生設計まで役立つ言葉の技術が満載。
■熱狂的ストーリーを生み出す「1行の戦略」
ソニーの井深大氏は「ポケットに入るラジオをつくれ」と言って、
トランジスタラジオの開発に乗り出しました。
当時、“家電”だったラジオを持ち運ぶなんて誰が想像できたでしょうか。
けれど、未来は確実にこの言葉から生まれたのです。
「パーソナル・コンピューター」という言葉を発明したアラン・ケイは、
まだ「巨大な機械」だったコンピューターを、
子どもも使いこなせるタブレット端末として思い描きました。
その未来は、アップルによって実現しています。
ディズニーにはアルバイトではなく「キャスト」という言葉あり、
リッツ・カールトンには従業員ではなく「紳士淑女」という言葉があります。
そうした言葉はもはやコピーではなく、未来の目的地を設計し、
熱狂的ストーリーを生み出す「1行の戦略」です。
■見たこともない風景には、言葉が最初にたどり着く
「画期的な商品をつくる!」と言って、結局は今までより大きい・小さいという
現在の延長戦上で議論していることはないでしょうか。
それはビジョンを生み出す言葉がないからです。
まだ語られていない組織のビジョン、まだ世にないプロダクト、まだ誰も知らないサービス。
新しい何かを生み出そうとするとき、新しい言葉が必要になります。
馬車が鉄道に変化するには技術革新が必要ですが、
技術革新の前には必ず「馬なしの馬車」をつくろうとする「発想革新」、
つまり言葉があるのです。
■ビジョナリーが必ず持っているもの
ジョブズ、ビル・ゲイツ、ユヌス、サルマン・カーンにも「言葉」がありました。
ケネディ、ココ・シャネル、ヴィダル・サスーンも、時代をつくる「言葉」を持っていました。
アップル、グーグル、アマゾン、ディズニー、スターバックス、パタゴニアにも
未来をつくり出す「言葉」の戦略がありました。
そんな未来を発明する1行の戦略、「ビジョナリーワード」のつくり方を、
世界を変えた30の言葉を紹介しながら、「本当にそう?」「もしも?」「つまり?」「そのために?」という4ステップ、
「呼び名を変える」「ひっくり返す」「喩える」「ずらす」「反対と組み合わせる」という5つの技法から解説していきます。