今の時代だからこそ大事な、人としての在り方、姿勢
★★★★☆
営業本を読むと、いろんなパターンがあります。
テクニック、ノウハウに終始している本、プロセスをしっかり書いてある本、
そして、原理原則まで落とし込まれている本があります。
その中で、この本は原理原則系です。
技術ではなく、人としてのあるべき姿をこの本からは感じ取れます。
自分は売れない、と思ったら、まずは同書にあるような
当たり前品質の向上に努め、汗をいとわない姿勢を
身につける事が大事だと思います。
世の中の技術がどんなに進歩しても,人間としての生き方というのは,大きくは変わらないのだと言うことをこの本を読んで実感した。
★★★★☆
この本は,「売る力」のノウハウを具体的に述べているというよりは,著者の経験を踏まえて,結果的に「売る力」になったことを書いている。したがって,方法論を順序立てて述べているわけではないので,即効性はないが,しかし,著者の経験に基づいた意見が書かれているので,説得力があった。
具体的に参考になった点は次の通りである。
・私はプロ野球の野村克也元監督の言葉,「勝ちにまぐれの勝ちあり,負けにまぐれの負けなし」という名言が好きです。つまり,負けには必ず原因があると指摘するこの言葉は,同時に敗因を検証することの大切さを説いています。そして何より,敗因を検証する機会を生み出してくれた負けそのものの価値を説いているのです。
→なるほどと思った。失敗は成功のもとということか。
・迷ったり,困ったりした時はしんどい道を進む。そして,決めた以上は後悔しない。なぜなら,ラクな道を選んで失敗したら,後悔するからです。
→これもなるほどと感心。迷ったらしんどい道を選ぶ。そして,その理由まで説明しているところが素晴らしい。
・「話が違うと嘆くのは簡単だ。でもな,おまえはもう踏み切ったんじゃないか。そしたら割り切って一生懸命,もう一度努力する。それから思い切っても遅くはない。世の中は踏み切る,割り切る,思い切るの三切るなんだぞ」
→これは,野村證券に就職した直後に,著者の大学の先生が著者に言った言葉。その通りとしか言いようがない。
この本を読んで,著者は数々の困難を,多くの尊敬できる人達の言葉によって,励まされて生きてきたことがよくわかる。そして,それは単に運がよかったのではなく,著者自身がそれぞれの尊敬できる人達の言葉を噛みしめて,自分の糧にしてきた結果なのだろう。世の中の技術がどんなに進歩しても,人間としての生き方というのは,大きくは変わらないのだと言うことをこの本を読んで実感した。
何事も直向に(ひたむきに)・・・
★★★☆☆
著者の人柄が伝わってくる内容です。辺りを見回してみるとデジタルだらけですが、最終的に『人』部分、アナログに戻るなと思わされました。今の時代だからこそ大事な直向さがびっしり書かれています。
セールスの本というよりマネジメント本
★★★★★
私も元証券マン(著者と会社は違う)だが、こんな上司と巡り合いたかった。
売るためのテクニックは見覚えのあるような話ばかりだが、
継続性と主体性を持つことが何につけても成功のカギと改めて再認した。
また、単なるセールスの本ではなく、マネジメントの本としても秀逸だと思う。
実はさっそく本書のトピックを部下の前で利用させてもらいました。
自分にカツを入れてくれる本
★★★★☆
仕事に慣れて忙しさに流されているような、
「忙しいけど気がゆるんでいるな」と感じている
中堅社員の方におすすめ。
この本を読んで、新たな発見と再認識、両方がありました。
営業の基本心得のようなことが多いので、若手社員の人にも
おすすめできると思います。
逆に、営業本を読みまくり自分に厳しくがっつり実践
している人にはもうどこかで見たようなことばかり、
すでにやっていることばかり、となるかもしれないので、
店頭で中身を確認された方がよいと思います。
イメージ的には、ためになる良い説教のような感じでした。
ハチマキを締めなおせ!と言われたような気分で、
誰かにカツを入れてもらってすっきりしたい人におすすめです。