マイナーMSの収録には拍手したい。
★★★★☆
長いことこの手の資料本を収集していると、明らかに取り扱いの不遇な設定があることに気づく。本書は、宇宙世紀MSに限定ではあるが、他の書籍でなかなか収録されないマイナーMSまで積極的に収録している。その点については評価したい。
MS−09S「ドワス」の書籍収録なんて初めてじゃなかろうか?Vガンダム系MSVにしても、当時のMSVハンドブック(入手困難)以来の収録かも知れない。混同されやすいキュベレイとキュベレイMk-IIの設定画を、きちんと正しく収録してある点も評価できる(Mk-IIの方がファンネルコンテナが大きい)。ただし図版は小さく、また収録がモノクロ限定なため、元がカラー稿のものはつぶれ気味で見づらい。
※訂正しました:エルメス→キュベレイ
なんというか…
★★☆☆☆
私が思っていたような内容ではなく、教科書的な宇宙世紀の歴史解説、MSやMAの浅い解説など、宇宙世紀のガンダムの初心者用の参考書みたいな出来ですね。
用語解説がほとんどなく、用語を羅列しているだけの事典とは名ばかりのものです。
著者のセンスを疑うような箇条書きに近い解説もマイナスですね。
こういうのに弱いので思わず手に取ったが・・・
★★★☆☆
ずるいですよね。
こういう手の本に条件反射的に手を出してしまうのは自分自身の問題とはいえ、やはり気になる類の本である。
ただ、少し残念。
前半部分の解説は漢字に読み仮名がふってあったり、文字も比較的大きかったりと小学生向けの図鑑的な雰囲気があるかと思えば、後半の資料編はMSの解説や年表でページが文字でびっしりと埋まっている固い雰囲気になっている。
広範なターゲットを狙ったがために中途半端な印象を受けたが、「Ver1.5」そういう意味で確信的につけたのだろうか。
個人的には、後半の資料が「ジオン軍の失敗」(アフタヌーン新書)に添付されていれば、非常に楽しめるような気がする。
いっそのこと公式資料集的な位置付けで、他のガンダム本を読むときの補助資料になることを徹底的に目指した書き方の方がよかったように思う。