リリのアメリカンサモア日記 ~シアワセの形は人それぞれ~
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青い空、白い雲。大海原を渡ってくる涼しい風にヤシの葉が揺れる、そんな平和な時間の流れる南の島をイメージして移住した、アメリカンサモアのツツイラ島。
しかし私は、頭の中で描いていた「南の島」とのギャップに驚きおののき、困惑の日々を送ることになった。日本の常識はもちろんまったく通じない。「そんなのアリか!」から、「それもアリか...」と肩から力の抜けていくような体験の数々。それでも、のんきで優しい島の人たちに囲まれて過ごした3年間で知ったこと。それは「シアワセの形は人それぞれ」。
米国ワシントン在住の著者ヨーク水砂子が綴る、アメリカンサモア、ツツイラ島での、困惑と爆笑、憤慨、それから時々号泣の、滞在日記。
【目次】
まえがき
データ・アメリカンサモア、ツツイラ島情報
1 【プロローグ】ツツイラ島?そんな島は、ありません
2 到着翌日
3 お買い物ブルース
4 ライフラインはプリペイド
5 島の足
6 サ・タイム
7 マロロ初体験
8 パロロ初体験
9 日曜日の慣習
10 人間に寄生するフィラリアとは
11 サモア版こどもの日
12 ハロウィンの銀行は
13 リリでいいね、とプアが言う
14 観測史上最強のサイクロン1
15 観測史上最強のサイクロン2
16 「ラウ」という単語について
17 大げさ
18 ガス爆発と「オレたち、プロだし」
19 食べるな危険
20 悲しみとごちそうと
21 両極端
22 ツバルから来たモイ
23 南の島の救急車
24 大人物
25 運んでいるのは愛である
26 そして、だまって死んでいく者たちのこと
27 おかげサマサマ
28 ベイベィパァル
29 一時間後のカップヌードル
30 オレはミサトを、訴える!
31 保険の更新
32 ベッドの中の出来事
33 痒みに効くのは
34 鍛えられたほうが美しいのよ、なんでもね
35 パソコンとガマン
36 郵便配達のない島は
37 ここは一体、ドコですか
38 画面の内外
39 【最終章】:小さくて大きな手紙
あとがき
おまけ:ツツイラ島と胃袋と
【著者紹介】
ヨーク水砂子
アメリカンサモア3年間、ハワイ1年滞在の後、現在は西海岸ワシントン州の山の中に暮らす。夫は遠洋マグロ漁船乗り・遠距離恋愛ならぬ遠洋漁業恋愛のち船乗りの妻に。2009年11月、TEFL(Teaching English as a Foreign Language・外国語としての英語教授法)認定。2010年、語研から出版された『今日から英語でTwitter』に「英語でTwitterを楽しむ会」メンバーとして英文サンプルを提供。2012年、総合法令出版から『ステキな外国人に恋したら英語がペラペラになりました。』出版。