ベトナムに行く前に。
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ベトナム行く前に。
学習会で見せてもらった写真が多数。
とにかく徹底して足で撮る。
自分で歩いて、
枯葉剤を追いかける。
いわゆる戦場カメラマンのように、
どぎつく、
激しく、
生々しいものではなく、
淡々と、
撮られている。
理不尽な重荷を背負わされたその人を、
撮る。
それは、
生きる姿である。
生と死の、
紙一重を生き残った姿。
写真と共に、
取材する人たちに寄り添う筆者の姿勢が伝わり、
信頼しうるルポだと、
確信できた。
人類がしでかしたバカの一つ
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高校生のときに図書室で見つけた。たくさんの奇形児、たくさんのホルマリン漬けの写真。ベトナムは壮大な化学実験場でもあったのだ。帰還兵にも被害は及ぶ。大量の薬を飲み続ける男性、腕のない少女。人類は何百年たったらバカを卒業できるのだろう。
人類がしでかした愚行の一つ
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何かが引っかかるようで、詳しい内容を受け付けていただけない。無意味な文字の羅列だと、一発で出るのだが。要するに、そういう時代ってことだ。検閲が始まっているのだな。怖い怖い。私はただ世界の平和を望んでいるだけなのだが、思想的に偏っていると判断されるのかね。2003年からこっち書き込みがないのは、そういうことなのかー。変なことを発見してしまった。
では、検証。はてさて、引っかかったのは「ホルマリン漬け」か?「腕のない少女」か?「ベトナムは実験場」か?「帰還兵」か?「クラスター爆弾」か?
わかったわかった。「○人○的○器」だ。そういや、左翼さんがよく使うもんね。
間違ってここを読んじゃった奇特な方、上の言葉をつなげて意図するところを酌みとってみてね。
復刻された枯葉剤問題の必読書
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本書は以前新潮文庫から発売され、読書感想文の推薦書にもなっていました。今回、新たな資料も含め、復刻版として、岩波書店から刊行されました。ベトナム戦争時の枯葉剤被害は、ベトナムだけでなく、従軍した米国兵や韓国兵にも及んでいます。さらに、枯葉剤の被害者は、兵士の子どもや孫にまで及んでいます。化学戦争が生む深刻な事態にぜひ目を向けてください。
今読んでよかった。
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私がこの本に出会ったのは小学校のときでした。いとこの家で見つけて、あまりのむごさにほとんど見れない状態でした。でも、幼いながらショックだったんでしょうね、本の題名を完璧に覚えていました。
現在私は大学生で、高校のときには世界史を学びました。世界史を勉強した後にこの本を読んでよかった。ベトナム戦争については教科書には記述が少ないけれど、先生がアメリカの帰還兵の話をしてくれました。あの話は本当だったんだな・・・というのが正直な感想です。奇形児については読みながら涙が出そうになったけど、これが戦争なんだと考えると恐怖も感じました。
でもジョージ・ブッシュによるイラク戦争は起こってしまった。この本に出てくる人たちの、戦争はこれで最後にしてという願いは叶えられなかったのが悔しいです。