レトロハッカーズ第16巻
50歳を越えてから、精密な日本地図をつくった伊能忠敬。歩いた距離4万キロ弱。その超人的な体力には驚かされるが、忠敬の測量技術にはどんな秘密があったのだろうか？その秘密は、さまざまな方法で、誤差を補正する技術にあった。さらに、天体を観測し、緯度と経度による補正もおこなわれた。それが驚異的な精度の大日本沿海輿地全図に結実した。しかし、忠敬の測量には、当時の技術も限界もあった。忠敬の測量技術をめぐる物語。図版33点収録。