ガンにならない3つの食習慣: 1 (ソフトバンク新書)
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ガンの専門医がガンにならないシンプルな方法を全公開
◎植物が外的や気候から自分の身を守るために身につけたパワーを食べて、ガンにならないカラダを手に入れよう!
日本人の死因のトップはガンです。
2人に1人が一度はガンになり、3人に1人はガンで亡くなっています。
しかし、たった3つの食習慣をとり入れるだけで、ガンを予防・撃退し、発ガンのリスクを大幅に減らすことが可能なのです。
本書で紹介する食習慣は、どれもお金をかけず、誰でも今日から実践できるものばかり。
なかでも大切なのは、野菜や果物に含まれる「ファイトケミカル」を上手に摂ること。
その具体的なノウハウを本書で徹底的に公開します。
◎ファイトケミカルとは?
野菜や果物の色素、香り、辛味、苦味などがファイトケミカル。
緑茶に含まれるカテキン、赤ワインに含まれるポリフェノール、キャベツやニンニクに含まれる含硫化合物、いずれもファイトケミカルです。
重要なことは、「人間にはなく、植物だけに生成される成分」ということ。
だから私たちは、野菜や果物を食べることでしかファイトケミカルを摂取できないのです。
◎ガンを防ぐ食べ物の例
ニンニク、ブロッコリー、キノコ類、海藻、ワサビ
ガン細胞と闘うマクロファージやT細胞、ナチュラルキラー細胞を活性化させることでガンの発生や進行を抑制。
白血球の働きを助け、抗腫瘍効果を発揮。
◎ガンを防ぐ食べ方の例
例えば、そば。
ワサビは直接そばにつけ、ネギはそば湯に入れて飲み干す。
そばにはポリフェノールの一種であるルチンやビタミンB1、B2などが豊富に含まれていますが、
水溶性のため、ゆで汁にそのほとんどが溶け出してしまいます。
薬味としてついてくるワサビには、特有のツーンとする香りと辛味成分であるイソチオシアネートが含まれており、
高い抗酸化作用と発ガン性物質の解毒作用があります。
しかし、これも水溶性のため、ワサビはつゆに溶かさず、そばに直接つけて食べるほうが効果的です。
また、ネギに含まれる含硫化合物も免疫細胞を活性化させるファイトケミカルです。
40~50度程度のそば湯に入れることでもっとも効果的に成分を摂取できます。
つまり、ワサビは直接そばにつけ、ネギはそば湯に入れて飲み干すというのが、ファイトケミカル的食べ方。