日本の「水」がなくなる日 (主婦の友新書)
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日本の水源を巡って繰り広げられる外国・国内企業の争奪戦、水利権が日常生活に及ぼす影響など、本書は一般には見えにくい、日本の水問題を浮き彫りにする。
日本の林業の衰退に伴って、山林の価値は下落し続けている。木材の生産以外に用途が見込めない山林は維持するだけで莫大な固定資産税がかかるため、地主は売却に躍起だが、なかなか売れず、手をこまねいているという。そこへ近年、日本の山林を買い占めている外国人グループがいるという。彼らは全国の名水の水源地がある山林を積極的に買っているが、将来、水源地の水利権を主張するのではないかと危惧されている。日本の森林売買の実態から浮かび上がってくる水利権の謎、名水を巡る外国・国内企業の争奪戦や水利権が日常生活に及ぼす影響など、本書は一般には見えにくい、日本の水問題を浮き彫りにする。日本から“日本の”水がなくなる日は近い。