アメリカの知識の奥深さ、寛大さを感じざるを得ない。
著者はダイレクト・レスポンス・マーケティングの世界の『グル』。
あなたがダイレクト・メールや広告に関係しているなら、
この本を読むことは「MUST」だ。
たとえすらすら読めなくても、辞書をめくりながら読んでほしい。
ダイレクト・メールだけでなく、メール・マガジンや、
EメールのDM、メルマガ広告、
Eコマース・サイトなど、あらゆるところで応用できる内容である。
私のようにメールマガジンを執筆する機会のあるような職業の方は絶対に読んでほしいとおもいます。どう文章で表現すると、見込み客の心をうまくとらえるのか、ということをこれほど明快に解説した本は、まだ和書にはほとんど存在してないのではないでしょうか。
というわけでダイレクトマーケティングの分野に興味がある方であれば、さらにお勧めしたいです。
ひとつ例を挙げよう。セールスレターの内容も重要だが、問題は受け取った人が読んでくれるかどうかということにある。どうやらアメリカでは、広告の配達システムに問題があるらしい。バイトで働いている子にDMを任せたら、彼のアパートに溜め込んで、配っていなかったり。あなたにも経験があるのではないか?
日本のビジネス風土でどこまで通用するかわからないが、日本流のダイレクトマーケティングの完成のためには、避けて通れない道である。日本人もまた、ダイレクトマーケティングという分野の「産みの苦しみ」を味ァ?う時期に来ているのかもしれない。