二冊目以降に読むべき本?
★★★★☆
私法の一般法である民法をはじめとして、商法総則・商行為・会社法・手形法・証券取引法などから、基本的な原理原則にあたると思われる部分を抜き出して解説されています。
入門書としての使用を意識した構成と思われますが、要件や効果、それに学説の対立を意識した記述にはなっていないので、入門書として使うにはかえって適当ではないと思われます。逆に、一通り勉強が終わっている人が二冊目以降に演習書的に読むにはいいかもしれません。個人的には株式に関する部分の記述が参考になりました。当然ですが平成16年以降の法改正には未対応です。