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トーマス・クーンの真実―礼賛者たちの誤謬―

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カテゴリ: Kindle版
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トーマス・クーンほど誤解された思想家も珍しい。しかもその誤解は、批判者たちよりもむしろ礼賛者たちの間で甚だしい。礼賛者たちはクーンの“パラダイム”の思想に、科学のイデオロギー性の暴露と、、「通常科学」に埋没してパズル解きに明け暮れる科学者への糾弾を見てとった。しかしそれは全くの見当違いだ。村上陽一郎や野家啓一の「新科学哲学」とはこのクーン誤解と論理実証主義への無知に支えられた虚構にすぎない。
ではクーンの思想とは本当は如何なるものだったのだろうか?

目次
はじめに
Ⅰ “パラダイム”の原点
Ⅱ クーンと論理実証主義
「クーンは論理実証主義を殺したか」 (G.A.Reisch,1991)
「カルナップとクーン、そして科学方法論の哲学」 (J.Earman, 1993)
「カルナップとクーン:不倶戴天の敵か、大の仲良しか?」(Irzik and Grűnberg, 1995)
『クーンvs. ポパー』(S.Fuller, 2003)
Ⅲ “新科学哲学”という虚構
『クーン』(野家啓一, 1997)
理論負荷と共約不能の神話
引用文献