類は友を呼ぶ
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闇と光の交錯する、5つの短い物語。
『いってらっしゃい』
「私が知っているもっとも恐ろしい物語はね。それは、おまえの人生だよ」
妻と娘の幸せのために、理想の家庭をつくるために。ひたすら仕事に打ち込んだ弘志がたどりついたのは、皮肉な結末だった。
『屋上の少女』
ボクは自殺した少女の幽霊があらわれるというウワサの屋上にのぼった。そこで見たものは……。
『金貨と娼婦』
「人間の時間ってのはな、過去は神様と悪魔が所有している。だけど、未来はおまえさんだけのものだ。それを、自由っていうんだぜ」
預言者か、神の子か? 二千年前にあらわれて、人々の心に種をまいた不思議な人。あなたは評判どおりの人ですか?
『降臨』
その夜クルミちゃんが窓から空を見あげると、そこにはお月様がありませんでした。かわりに、そこにあったのは。ハミガキのチューブ?!
『北京原人のいる風景』
「私は北鎌倉玲奈。この世界の不思議と神秘が大好き。今日は、マッドサイエンティスト炊屋京介の家に来てみました」玲奈と京介の、世にも奇妙なモノガタリ。タイムパラドックス編。