組織織りのテキストというよりも、事典っぽい感じがします。
平織りから始まって、綾織り、朱子織り、ワッフル織り、二重織り、レース織り、オーバーショット織り、コーデュロイなど、ここまでのものが織れるのだと、これでもか！と紹介されています。
紹介されている作品の色づかいもやさしく美しく、見ているだけで楽しい本です。
さらに、組織図などが非常に見やすいので、実用度もばっちりです。
だいたい、組織図と図解を見れば理解できますが、？というところでも、辞書を片手にしっかり文章を読み込めば大丈夫です。
４枚綜絖で織れる作品も多いですが、この本を見ていると、８枚以上の多綜絖機がほしくなってしまいますね。
お値段以上の価値のある一冊です。

織りのアレンジのための本でしょうか？
一つの技法から、糸を替えてみたらこんな風になる、
ここを変えてみたらこんな風にもなる、というように
様々なアイデアが紹介されています。

１０枚以上のそうこうを使うものも入っていますが
４枚〜８枚そうこうでもかなり使えます。

アメリカの本は、色合いが派手すぎたりして
デザインが好みに合わないことがありますが、
この本の作品のデザインは、全体できに落ち着いたトーンで素敵です。
個人的に表紙の織物のデザインは好きではないですが、
中に、「こんなの織ってみたいな〜」と思うようなものが
たくさんありました。

豊富なアイデアとたくさんの写真に大変満足しました。
お値段以上の内容でした。

平織から始まり、綾織、朱子織、ワッフル織などなど、項目ごとに基本的なパターンから始まって4枚、8枚、16枚ソウコウと展開してゆきます。写真も多く、サンプルの説明もていねい。辞書的にも、テキストとしても使える本だと思います。英語もわかりやすいです。