「１」とはなんですか？　お釈迦様が幼くして阿羅漢に達した沙弥に問いかけた経典を題材に、初期仏教の生命論、そして喜びを絶やさない心のマネジメント術を学びます。2008年10月に佐賀精舎地鎮祭で行われたスマナサーラ長老の説法をまとめた本編と併せて、月刊『大法輪』（大法輪閣）2008年5月号掲載の「ブッダは心をどう説いたか」も収録しました。

目次：
他人に話す時の作法
講義スタイル
対話形式
対話なら難しい論理も理解できる
有意義な話
仏教は「生命とはなにか」と知っている
お釈迦様が質問する
子供の大長老
一ってなに？
人間は「すべては一つ」が好き
「一即一切」？
中身のない言葉
生きるために必要なことを学ぼう
回答：「一」とは「栄養」です。「栄養」で生命は成り立つ。
身体の栄養
心に栄養が必要
栄養は四種類
心に毒を盛らないで
幸せを決めるのは物ではない
心の栄養は慈悲
慈悲は心の解毒剤
何があっても心に喜びを
生命に必要なたった一つは慈悲の心
【付録】ブッダは心をどう説いたか