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刑務所の前 (第1集) (Big comics special)

価格: ¥1,000
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
Amazon.co.jpで確認
読者への裏切り ★☆☆☆☆
本のタイトルは刑務所の前なのに、刑務所の前の描写が、マンガ内でどれほどあるかと聞かれれば、たった20ページほどだ。
刑務所の中のリアルなドキュメンタリーを期待していた私は愕然とした。
このようなタイトルを付けて本を販売している小学館には、ある種怒りを覚える。
映画化したい ★★★★☆
自分だけ幸せなのは別に悪いことではない。
嫌な時は「いやだ」と、断ってよい。

刑務所の中と、刑務所に入る前と、時代劇に託した
心象風景が緻密に交錯して、
まるでおもしろい哲学書を読むほどに昇華した
傑作である。

人は心に頼るものがなければ生きてゆけないが、
実はその頼るものは、何でもいいのだ。と言うことが
よくわかる。

この、著作はマンガが到達した一つの極みではないのか。
不思議な漫画。でも、深いです。 ★★★★★
 前作『刑務所の中』が自分的には☆5つだったので、続編が出ていることに感謝しつつ、読んだ所、何故か時代劇の中に作者の実体験と思しき実銃復元体験が織り込まれているという不思議な構成であった。
 読み始めはその意外な設定に「あ〜、これは失敗か」と心配したが、読み進める内に、時代劇の方の、鍛冶屋の娘の幼女(外見的に作者の分身か?)と狐憑きの米問屋の娘の物語が段々、深い人生洞察を垣間見せてきて、唐突な場面転換もそれなりの味わいまで醸し出すように感じられてきた。
 う〜ん、やはり作者=花輪和一は天才ではなかろうか。つげ義春、業田良家に匹敵するレベルだ。この才能を埋もれさせるべきではない。もっと話題になってしかるべき漫画家の一人であると、正直思う。
あいもかわらず ★★☆☆☆
とうとう有名になってしまった。本人の意思と関わりなくであろうが、
72年にガロでカンノムシを見て、ガロを購読してきたものとしては
かなり残念な気がする。最悪な気分ではある。
映画とかなるし、なんか心乱れています。
これでスカあるいはカスになってほしくない。
まだ、この本ではそうはなっていないので安堵するけれど。

花輪さん、どんなにチヤホヤされても、理解できない人間に理解させよう
とかしょーもないことを考えて、スカあるいはカスにならないでくださいね。

ファンなら ★★★☆☆
前作「刑務所の中」が非常に好きな人なら是非という感じ。
嫌いな人、特別な思い入れが感じられなかった人は特に買わないで良いのわは
私はイマイチ。何故時代劇なのか理解不能。

★三つ。