巻末にフランス語、スペイン語などもちょっと(参考程度ですが・・)載っています。特にすごいのはベルベル語が載っていることです。私はチュニジアとリビアに行ったとき(チュニジア編とリビア編は刊行されていないため)この本を持参しましたが、地元の人も知らないベルベル語が掲載されているのには皆さん(現地の方々)、びっくりしていましたし、お祈りのときのイラストやコーランの一節のアラビア語にも感心していました。
アラビア語は特に文字の読み書きが難しいと思うので、本書は地元の方とのコミュニケーションに大変役立ちました。ちなみにチュニジアの人が言うには、モロッコとチュニジアの言葉は同じなのだそうです。フランス語が通じるという共通点もありますね。
私は旅行のときは最低限の言葉は覚えていきたいと考えているのですが、アラビア語に関しては、特に文字の読み書きが全然ダメです(ただいま勉強中です)。そういう初心者にとっては心強い本なのです。特にリビアはアルファベットの表記が見当たらないので、こういう類いの本はないと困るでしょう。またイラストつきなので、小さな子供たちとの会話にも役立ちました。