シリーズ2作目
★★★★☆
シリーズ2作目。福祉施設での「三人吉三」の上演。和尚吉三役の黒悟は出番直前で熱中症の脱水症状で病院行き。そこを救ったのは音痴なロッカー・阿久津だった。見事にアドリブまで利かせて舞台を盛り上げた阿久津の幼少時が少しだけ明らかになる。この巻では、文化祭に向けて公演する場所を巡り演劇部長との交渉から「外郎売」での勝負。そしていよいよ文化祭。阿久津の母親が着物姿で会場入り。白銀屋の御曹司・仁もこっそり観に来ている。遠見先生の父親・正蔵さんがいい味を出して話を引き締めている。歌舞伎を知らない高校生に気楽に読んでもらいたいシリーズ。