秋期限定栗きんとん事件 上 小市民シリーズ (創元推理文庫)
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小鳩君に、彼女ができました。「ねえ、ジョーって呼んでいい?」
それでも推理をやめられない小鳩君の小市民的(?)日常
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい……疾風怒濤の大人気シリーズ、第3弾。