大嶋氏の著者や活動を知っている人によっては、その熱さに抵抗がある人もいるだろう。私ももちろん、その一人です。
ただ、この本は、多くの人の手紙を集めたもので、決して暑苦しくない。
本当にすべての手紙に重みがあり、思わず泣けてきてしまう。
ちょっと元気がほしいとか、軽く読めるけど良いストーリーを読みたい人にとっては最適な良書だろう。
ぜひ、一通の手紙だけでも立ち読みしてほしい。

内容にあるように手紙の寄せ集め。ただその分、直接心に届いてくるのがいいです。

２５人の手紙と３人のスペシャルレター
一人一人の「ありがとう」の思いが真っ直ぐに伝わってくる１冊です。

１０代、２０代、３０代、４０代と
手紙を書いた世代ごとに章が分かれています。

全国から集められた手紙なので、知らない方ばかりですし、
一人一人は２〜３Ｐ程度なのですが、
「ありがとう」という純粋な気持ちや、
「ありがとう」を伝えられなかった悲しさが自然と伝わり感動します。

手紙という形式には不思議な力がある気がしました。

本書の著者である大嶋さんも２８人のお一人として書かれています。

「ありがとう」の原点は母親への「生んでくれてありがとう」だ
とラーメン一風堂の創業者から教えられた事が大嶋さんに
大きな影響を与えたようです。

年齢を問わずやさしい気持ちになれる１冊だと思います。