融資というとメインバンクに泣きつけばどうにかなるという時代もありました。
支店長が温情で、よし社長に賭けようじゃないか！
なんていうマンガも読みました。

しかし今、融資というのはロジカルに行われる。
泣こうがわめこうがダメなものはダメ。
だと本書を読むまで思っていました。

机上の空論ではなく、現場でたたき上げた人の言葉には
重みを感じます。抽象論ではなく、具体的な話に好感をもちました。

経営コンサルタントの方も是非、一読をオススメします。

資金繰りの第一人者、吉田学先生だから書けた本。

正直言って、顧問先に資金繰りの事を聞かれて、スラスラと
お答えできる先生は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか。

税理士だから融資の事はわからない。
資金繰り表は作ってあげられるけれど．．．。


かくいう私も、銀行さんとは、つきあいがありますが、
そんなに融資に詳しいわけではありません。

正直、単純に紹介するだけでした。
あたかも融資には詳しいふりをして．．．。

私のような人間にはうってつけの本でした。