東京を離れて北海道の人里離れた町でボロボロの家を借りて、新たな暮らしを始めた著者。そこに迎えられた子犬のウッシー。写真も載っているから名前の由来はすぐにわかります。雪の多い道北の自然の中で、のびのびと暮らす著者とウッシー。仕事に飽きたら釣りやスキー、はたまた車で長旅に出るという不思議な日々です。
人を嫌って田舎に引っ込んだとはいえ、そこにはそこなりの人情があり、友情もあり、都会とはまた違う人とのかかわりがあって、羨ましいな~と思いながら読みました。憧れていてもよほどの覚悟がないとできない暮らしでもあります。ウッシーを中心に登場する犬や猫、熊や鹿、北海道ならではの四季を堪能できます。