ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?
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■高田社長に取材した人気連載を集大成
テレビショッピングでおなじみ「ジャパネットたかた」の高田明社長への取材を続けてきた著者が、『日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)』などに執筆したインタビュー記事を集大成。「話す」「見せる」「考える」「実行する」などビジネスの原則について、高田社長が自ら語った貴重な1冊。「ブランド・ジャパン2010」における高田社長の講演録も収録。
■高田社長の語り口は、心を動かすマーケティングのセオリー通り
高田社長の独特の語り口は、実は、人の心を動かすマーケティングのセオリー通りです。豊かに暮らしたいと思っている人たちに、その願いをかなえる商品の使い方を紹介する。商品の機能よりも、その商品から得られる快適さや楽しさを分かりやすく伝える。高田社長はその名人です。それができるのは、高田社長が伝えることに対して真剣で、一切の妥協がないからです。
■口下手でも想いは伝わる。佐世保から全国のお客様へ、今日も元気にたかた節
高田社長は「自分は口下手」と言います。それでも売れるのはなぜか。自分で商品を研究し、自分が感動したことを多くの人に伝えたいという想いが、視聴者の心をとらえているのです。しかも、「今、この瞬間に、お客様が欲しいと思っている商品を紹介したい」という考えから、基本的には自社スタジオ(長崎県佐世保市)からの生放送一発勝負。オンエア10分前に、紹介する商品を差し替えることさえあります。放送直前まで「これがベストなのか」と自問しています。
■小さなカメラ店から年商1500億円に。日本一の小売業ブランド
ジャパネットたかたは、高田社長が37歳のときに長崎県佐世保市に開いた小さなカメラ店からスタートしました。そして45歳でテレビショッピングに進出し、今では年商1500億円に達する通信販売会社に成長しました。日本最大規模のブランド価値評価「ブランド・ジャパン2010」ビジネス市場編・総合ランキングでは、総合15位にランクされ、小売業ではナンバーワンの評価を受けています。