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まい・ほーむ(3) (バンブー・コミックス)

価格: ¥680
カテゴリ: コミック
ブランド: 竹書房
Amazon.co.jpで確認
さすがといわざるを得ない ★★★★★
待ちに待ったまい・ほーむ3巻です。
(いまレビューを書いててやっと気づいたんですが、
題名舞ちゃんの名前とかけてるんですね??鈍すぎた)


読者には、それぞれ自分達なりに考えた物語のラストがあると思うのですが、
私は、まい・ほーむを読んでいて、物語ではなく人生を感じました。
夢見ることと、現実は、なかなかすり合わないことも多いと思います。
1、2と読み進めていれば、この結末を迎えるのは、見えないものではない未来だったでしょう。
バレンタインの時からうっすらとその影が見えていた気がします。


良いわるいなどはありません。
ただ、新たな形になっただけ。
人柄の良さ悪さには関係なく、残念ながら努力しても保てない関係というものがあります。
目指した家庭が違ったのです。
与えられるものと欲しかったものが違ったのです。


どっちも選べないならどっちもいらないというのではなく、
きちんと選択した舞ちゃんの心の在り方に拍手を送りたい。


とはいえ、なかなかにガツンとくる展開でしたので、
ラストの高校生舞ちゃんの話にはホッとさせられました。
干物を送ってくれた相手はもしかして…

いつか傷は癒されるものです。
その時、失ったと思ったものとまた手をとれるのでないかな。
誰を責めるでなく(自分も相手も)許せる彼女なら、きっと出来ると思います。


めでたしめでたしではなく、これからも続いていくだろう生活を感じられるおはなしでした。
まい・ほーむは作品としてはこれでおしまいですが、これからも生きていくだろう彼らの世界は、
続きを読まずとも閉ざされることなく感じられるような気がします。


おまけ*月刊まんがくらぶ9月号で、読みきり(?)の形で「ゆあまいん」という、
高校生舞ちゃんのおはなしが載っていました!!大きくなった舞ちゃんが元気にしてました!
吉岡くんとのその後がチラッと見れて大変あまずっぱかったです。うおーかわいいぞ二人とも!!!
この作者の作品で今もっとも切ない ★★★★★
「あたたかい」
それがこの作者の作品のテーマだと思います。
そして「家族」もこの作者が得意とするところでしょう。
もちろんこの作品もあたたかく、そして家族の良さを描いています。
ですが、他の作品とは少しだけ違うあたたかさが最終巻には多く描かれました。

クライマックスの
家族ってなんだろうな。
そう思わせられる展開に言葉がつまり
目頭が少し熱くなりました。


子供のような「父」と
大人のような「娘」の賑やかな日常風景を読みたい方はどうぞ。
素直におすすめします。

ラストに元気な姿が描かれていてまたほろりと来ました。
いつまでも続かないけど ★★★☆☆
父と舞のドタバタで、でもしっかりとした絆が好きで三巻を待ちに待っていました。その為に 一巻、二巻から比べると舞にのし掛かる問題があまりに急展開過ぎて居たたまれなくなりました。

完結させるには通らなくてはいけない道とは言え怒りなのが虚無なのか…晴々と出来なかったのが正直な感想です。
ここまでしなくちゃいけなかったかな…と読み返しても思います。

おまけの高校生の舞の話も取って付けた感じで作者の他作品にもありそうな空気で別にそこを描かなくても良かったんじゃないかと思います。

舞の強さと優しさと子供らしさと子供らしからぬ所、全てが好きです。
ですが、待ちに待った三巻だったのですが三冊のなかで格別に不発でした。

「これからも ずっと一緒」(帯のキャッチフレーズより) ★★★★☆
最終巻です。作者のむんこさんは あとがきで「早い段階で結末が見えた」と書いてます。

52〜54話での 意外な?話し。
結末は「結局それかいっ!」。

あるキャラクタに怒りを覚えました。
身勝手にも思えるセリフを まるで正論のように言うので、腹が立ちました。
もちろんそれは、舞ちゃんのことを考えてのことだったのでしょうが、
「何様のつもりなの?」
「あんたが言えることかいっ!」
って思っちゃいました。

むんこさんは あとがきで「幸か不幸かは彼らが決めること」と書いています。


最終話では、学年が一つあがった4年生の舞ちゃんの 変わらない「日常」が描かれています。
またオマケで書かれている「高2の舞ちゃん」を読んでみると、
また一段とオトナな雰囲気を持っていました。
何も変わらない ★★★★★
本第3巻で完結。
名物の舞ちゃんの、ベランダからの蹴りともお別れかと思うと、寂しいです。
しかし今巻では、お父さんがふとんごと蹴り飛ばされたりし、かなり遠くまで飛びます。

今巻は完結巻らしく、物語に大きな終止符が打たれます。
と言っても、選択の中で舞ちゃんの迷いは無く、成る程と感じる結末となっています。
それにしても、舞ちゃんが3日間居なかっただけで、お父さんは部屋を散らかし放題にしていますね。
もしお父さんが一人暮らしをすると、部屋がすぐにゴミ屋敷になってしまうでしょうね。

最終話は、二人の何気ない日常です。
その何気なさが、ことさら強調されている最終話が、一定の意味を持っている様にも感じます。

味のある父娘の、躍動的なギャグは独特ですね。
全3巻をまとめて読んでも、面白いですヨ。