下の方へのコメント。
★★★☆☆
コメントを書かれて半年以上も経つので、もしかしたら読まれることはないかもしれませんが、
もしも目に留まれば、と思い、一応書いてみることにします。
また、僕の評価に関しては、読んでいないので当てにしないでください。
タイトルから受ける印象を星に表したまでですので。
バロウズはカット・アップ、フォールド・インという手法を使って文学界に革命を起こし、
ビート・ジェネレーション作家の申し子、みたいに言われてますが、
実際はダラダラと書いた文を切り貼りしたらなんとなく印象的な文が出来、
それを検閲しないまま出版されて……というのが実のところのようです。
ビート・ジェネレーションにも、担ぎ上げられた感が強いようです。
この本は読んでいませんが、僕も『裸のランチ』や『ソフト・マシ−ン』は
読もうとしました――が、読めませんでした。
何度か読み返された、ということは読みきってはいるようで、正直、凄いと思います。
大学時代にマネのようなことをした友人の作品を読みましたが、読みきれませんでした。
彼曰く、この小説(自分の作品)が読めたら精神分裂病気味だ、ということでした。
もしも、バロウズのことを詳しく知りたい、この小説に何が書いてあったのかを知りたい、
と思うのであれば、山形浩生氏の著作『たかがバロウズ本。』を読まれることをお勧めします。
バロウズの訳者でもあります。かなりバロウズのことを調べている方です。
この本はちゃんと“読め”ますし、内容も面白かったです。
彼曰く、中でも『ジャンキー』や『映画 ブレードランナー』は読める作品のようです。
『ジャンキー』は僕も読みましたし、“読め”ました。
僕はこれから『[猛者]ワイルド・ボーイズ/死者の書』を読んでみようと思ってます。
氏の訳なので、楽しみです。
このコメントが、何かのお役に立てますことを。