パッチワークを始めたばかりのころは、針を持つことも、布を集めることも、何もかも無我夢中でしたが、アメリカではどんなだろうといつも関心を持っていました。洋書を集めだしたのもこのころでしたが、この本に出会ったときは、これが探していたパッチワークだと直感しました。。布もごく普通のアメリカンコットンでしたし、パターンも基本的なもので、それを暮らしの中で飾って、使って、特別なテクニックはいらないし、誰でも作れる、楽しめる小さなキルトがとてもかわいい。何よりも、これがスクラップキルトでしょう。布を大事に、一枚でも多くのキルトを作って豊かな時間を楽しんでいきたいです。星５つでは足りないくらいです。

紹介されているキルトパターンは､ナインパッチ､フォーパッチ､ログキャビン､ハウス､サンボンネットスー､オーバーオールビル､イブニングスター､ハート、花のパッチワークと､数多くはないし、計算され尽くした繊細な色使いをしているわけでもない。が、大好きな柄のはぎれをマーブルチョコのような色使いで並べたかのような作品は､アメリカの家庭のキルトって感じで、キッチンやベッドルームにはまります。大きな作品では無いし､型紙もついているので､英語の読めない初心者でも､作品作りの参考になると思います。わたしは、ディスプレイの仕方が気に入りました。かわいい1冊です。