二種類出されたベストのうち、このBLACKでは切なさを湛えた楽曲を集めたものになっており、私はこのBLACKに非常に価値を感じています。それは浜崎あゆみの魅力の大きな一つ、彼女の暗さ、がよく表れているからです。華やかなテレビでの姿とは違う、こころの暗部における表現に浜崎あゆみの聞き所をいつも感じていました。詞は、いつもヒロインの内面的な闇との葛藤が多く、ガラスのような鋭さと脆さを曝け出しています。そしてそのことばの表現も、いかにもな説明の多い描写や安易な選び方ではなく、少ないことばの間合いや行間を察しさせ、空白の中に背景の影をおとしこむので、歌詞の構成に聞き応えを感じさせる音楽なのです。

また彼女の発声は、初期の喉声から比べると随分、喉を開放し、腹の支えと響きを使った太さを加味してきたと思います。そのことで中低音域の迫力が増し、表現内容の暗さや迫真さ、緊張感がよりビビッドに伝わるようになったんですね。それはちょうど中島みゆきの発声の迫力、内容を伝える迫真と似たものがあります。そういえば、ウイスパーまじりの歌声で儚さを歌っているかと思ったら一気にドスンと低音域で雄々しさをみせられる表現も似ています。その代表格が今作のシークレット、「Memorial address」でしょう。私はこの名曲が目的で買いました。
できればこの曲は独立させたシークレットトラックとして世に放ってほしかったと考えます。街中で流れる機会も増えますので。しかし、逆に流れにくくしたまま、ベストに保存されたことで付加価値が改めてついたと言えるかもしれません。

スターでありながらどこか影を感じさせる儚さが、私には浜崎あゆみの最大の魅力のように覚えます。その意味でこのBLACKはまさしく浜崎あゆみを堪能する上で最も大事な要素が詰まったアルバムでした。そして、ただ叫ぶのでなく、奏でる歌心を大切にして、尚且つ感情の激しさをしびれるほど伝えてくる、そんな歌手であることを今作のうた表現で確認すると、多くの人々のこころを掴んだ理由も思わかるような気がします。

なのに80万枚くらいの中途半端な売り上げだったよねー(笑)
落ちぶれたのこの頃からだよね。
今年も懲りずにベスト出してるし、なんだかんだで必死なんだね(笑)
もはや金儲けの道具にしかされてないじゃんこの人(笑)

ベストは不要と言う人がいたが、それはayuのCDを全部買える金銭的に余裕のある人の意見だろ。金銭的に余裕のない人の中にはベストだけはなんとしてでも買おうとを楽しみにしてる人もいるんだぞ。ayuはそんな頻繁にベストを出すアーティストじゃないし。ベストは必要な人だっているんだぞ!

最初の3曲の選曲が本当に最高です!!もちろんその後の曲もバランスがいいです。アルバム全て持っていますが買ってよかったです。

DVDの方ではドキュメンタリーであゆの色んな表情が見れるのもいいと思いました。

また懲りずに「ベスト」の続編登場。 内容は、とりあえず置いといて、買う人は分かれると思いますよ。
本当に良いと思って買う人。 前回のと比べるために買う人。 とりあえず浜崎あゆみだから買う人。

私は前回同様、叩き割って捨てました。売り上げが良いのは、あくまでファンが多いからでしょう。そのファン層も否が応でも高年齢化してきてますし、早めに儲けておこうという焦りもあるのでしょうか。何でもありですね。「ベスト」
でも、それが支持されていないのは明らかです。既に中古がどっさり出品されています。聴いても捨てる人が多い。何と悲しいことでしょうか。
それでも儲けたいavexのしぶとさに☆一つを差し上げます。でも、買うファンが賢くなれば、「ベスト」もここでお終いでしょうね。
さあ、賢い皆さん、つまらないavexの金儲けに貢献せず潰しましょう。

余談：今までとは違うジャンルを取り入れ、開拓していかないとヤバいですよ。正直、avexに在籍しているうちはダメでしょう。早めに手を打って、レコード会社移籍、新境地で勝負する勇気がないと、マンネリでかなり飽きられてますから...