Microsoft Visual Studio Professional 2012は、開発者が Web、クラウド、およびデバイスの枠を超えてアプリケーションを作成できるようにする統合開発環境です。既存アプリケーションの保守および更新と並行して、Windows 8 などの新規プラットフォーム向けの最先端アプリケーションを構築するための機能を提供します。Blend for Visual Studio を利用すれば、魅力的な体験を実現する Windows 8 向けのアプリケーションを XAML および HTML5 の両方で設計できます。また、Visual Studio 製品に統合された LightSwitch プロジェクトを利用すれば、すぐに使える基幹業務アプリケーションを迅速に構築できます。
高度な UIデザインを実現するためのツール Blend for Visual Studio で高い表現力を持った魅力的なアプリケーション開発を思いのままにサポートします。拡大して見る |
多彩なプラットフォームに対応。タブレットからクラウドまで、あらゆるアプリケーションの種類を Visual Studio Professional 2012 一つで開発できます。拡大して見る |
パフォーマンスと品質を改善。パフォーマンスのボトルネックや潜在的コードの不具合などを早期に検出し、開発におけるリスクを軽減します。 拡大して見る |
最新の .NET Framework 4.5
アプリケーションの実行や開発の基盤となる .NET Framework。アプリケーションの要件によって、開発のターゲットとする .NET Framework のバージョンが異なることがあります。Visual Studio Professional 2012では、最新の .NET Framework 4.5 に対応し、また以前のバージョンの .NET Framework に対応したアプリケーションの開発も可能です。具体的には以下のバージョンの .NET Framework に対応します。
多様なアプリケーション開発の実現
ビジネスやユーザーの要件はひとつとして同じものはありません。そのため、要件やニーズに最適なアプリケーションの形態を選択する必要があります。しかし、アプリケーションの種類ごとに開発のスタイルや利用するツールが異なると、生産性が低下したり、品質にばらつきが生まれます。Visual Studio 2012 は、クライアントサイドはもちろん、サーバーサイドで動作するアプリケーションの開発に対応するとともに、さまざまなアプリケーション開発において統一的な開発スタイル、機能をもっているため、開発者の知識や経験を最大限活用することができます。Visual Studio 2012 では主に以下のアプリケーションの開発に対応しています。
マルチプラットフォームに対応した開発環境
Windows Phone、Windows (Windows 8 向けの新しい全画面専用アプリケーションを含む) を実行するスレート デバイス、Xbox 360 本体、もちろん従来のデスクトップ コンピューターなど、複数のプラットフォーム向けアプリケーションを簡単に開発できます。移植可能なライブラリにより、1 回コードを作成してコンパイルするだけで、コンパイル済みアセンブリを任意のプラットフォームに配置できます。
非同期プログラミングの強化
ユーザーは、アプリケーションの応答性が維持されることを期待します。実行時間が長いタスクを非同期に実行すると、応答性を維持することができます。Visual Studio 2012と Windows 8 では、C# と Visual Basic の 2 言語が async メソッド修飾子と await 演算子で拡張されたので、プログラマは実行時間が長いタスクを開始するコードを簡単に特定でき、タスクの完了時に実行するコードを指定できます。このため、非同期メソッドの作成に必要なコードが大幅に簡略化されました。開発者はasync 修飾子でラベルを付けたメソッド内でタスク並列ライブラリを使用して、処理を非同期に実行できます
開発生産性の向上
近年、アプリケーション開発において、ますます短納期、低コスト化が求められている中、開発生産性の向上は非常に重要な位置づけを持っています。開発生産性を向上するということはこれら課題を解決するだけでなく、開発期間やコストの短縮によって、その工数をアプリケーションの検証に費やしてより高い品質を求めたり、利用者からさらなる要件を引き出したり、新たな機能を費やしたりと、そのアプリケーションを利用するユーザーにも多大な恩恵があります。Visual Studio 2012 は、アプリケーション開発の生産性を向上するための以下の機能を提供します。
デザイナー機能の強化
Visual Studio には、見た目の良いアプリケーションやユーザー インターフェイスを作成するための新しいデザイン機能が備わっています。Blend for Visual Studio と Visual Studio 2012 の間でプロジェクト形式が一貫するようになり、両方の IDE で同じデザイナー画面が使用されるようになりました。このため、アプリケーションが両方の環境で同じように表示されます。Blend for Visual Studio には、開発者がアプリケーションの外観を最適化するうえで役立つ強力なデザイン ツールが用意されています
MSDN Subscription は、マイクロソフトのテクノロジやプラットフォームを活用して、ソフトウェアの設計、開発、テストを行う開発者の皆様をトータルにサポートするサービスです。MSDN Subscription では、次のメリットがあります。
Ultimate with MSDN | Premium with MSDN | Test Professional with MSDN | Professional with MSDN | Professional | |
デバッグと診断 | |||||
IntelliTrace (履歴を使ったデバッグ) | ● | ||||
運用環境でのIntelliTrace | ● | ||||
Code Mapデバッグとの連携 | ● | ||||
コードメトリックス | ● | ● | |||
Direct×グラフィックのデバッグ | ● | ● | ● | ● | |
高度なWebデバッグ(ページ インスペクタ) | ● | ● | ● | ● | |
静的コード分析 | ● | ● | ● | ● | |
デバッガ | ● | ● | ● | ● | |
Windows 8シミュレーター | ● | ● | ● | ● | |
プロファイリング | ● 1 | ● 1 | ● | ● | |
Windows Phone エミュレーター | ● | ● | ● | ● | |
テストツール | |||||
Web パフォーマンステスト | ● | ||||
負荷テスト | ● | ||||
Microsoft Fakes(単体テスト分離) | ● | ● | |||
コード カバレッジ | ● | ● | |||
コード化されたUIテスト | ● | ● | |||
手動テスト | ● | ● | ● | ||
探索的テスト | ● | ● | ● | ||
テストケース管理 | ● | ● | ● | ||
ファストフォワード手動テスト | ● | ● | ● | ||
ラボ管理 | ● | ● | ● | ||
拡張可能なテスト フレームワーク | ● | ● | ● | ● | |
単体テスト | ● | ● | ● | ● | |
総合開発環境 | |||||
コード クローン分析 | ● | ● | |||
リファクタリング | ● | ● | ● | ● | |
業務アプリケーション開発 (LightSwitch) | ● | ● | ● | ● | |
ワン クリック Web 配置 | ● | ● | ● | ● | |
拡張 WPF ベース環境 | ● | ● | ● | ● | |
モデル リソース ビューアー | ● | ● | ● | ● | |
マルチ ターゲット | ● | ● | ● | ● | |
Blend for Visual Studio | ● | ● | ● | ● | |
JavaScriptとjQuery のサポート | ● | ● | ● | ● | |
プロジェクトとソリューションのVisual Studio 2010 SP1との互換性 | ● | ● | ● | ● | |
マルチモニター対応 | ● | ● | ● | ● | |
開発プラットフォームのサポート | |||||
Windows デスクトップ アプリケーションの開発 | ● | ● | ● | ● | |
Windowsストアアプリケーション (ARMを含む) の開発 | ● | ● | ● | ● | |
Webアプリケーション開発 | ● | ● | ● | ● | |
Windows Phone開発 | ● | ● | ● | ● | |
OfficeおよびSharePoint開発 | ● | ● | ● | ● | |
クラウド開発 | ● | ● | ● | ● | |
カスタマイズ可能な開発環境 | ● | ● | ● | ● | |
アーキテクチャとモデリング | |||||
アーキテクチャーエクスプローラー | ● | アーキテクチャとレイヤーダイアグラム | ● | アーキテクチャの検証 | ● | ○ 2 | UML 2.0準拠のモデル図 (アクティビティ、ユース ケース、シーケンス、クラス、コンポーネント) | ● | ○ 2 | 依存関係グラフ (アセンブリ別、名前空間別、クラス別にコードを可視化) | ● | ○ 2 | ○ 2 | ○ 2 | Code Map | ● | ○ 2 | ○ 2 | ○ 2 |
ラボ管理 | |||||
仮想環境セットアップと終了時の処理 | ● | ● | ● | ||
テンプレートから環境を提供 | ● | ● | ● | ||
チェックポイント環境 | ● | ● | ● | ||
Team Foundation Server | |||||
バックログ管理 | ● | ● | ● | ||
スプリント計画 | ● | ● | ● | ||
アジャイル タスク ボード | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
PreEmptive Community Editionによる例外分析 | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
SharePoint 統合 (Team Project ポータル)4 | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
レポートと BI | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
ProjectとProject Server 連携5 | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
System Center 連携6 | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
バージョン管理 | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
作業項目トラッキング | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
ビルド自動化 | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
Kanban ボード | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
コラボレーション | |||||
PowerPoint ストーリーボード | ● | ● | ● | ||
フィードバックのリクエストと管理7 | ● | ● | ● | ||
コードレビュー7 | ● | ● | |||
タスクの中断/再開7 | ● | ● | |||
Team Explorer | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
Team Explorer Everywhere for TFS (サードパーティ製品対応ツール) | ● | ● | ● | ● | ○ 3 |
運用環境で使用可能なソフトウエアとサービス | |||||
Visual Studio Updates8 | ● | ● | ● | ● | ● |
Team Foundation Server | ● | ● | ● | ● | |
Team Foundation Server CAL | ● | ● | ● | ● | |
Team Foundation Service9 | ● | ● | ● | ||
Office Professional Plus | ● | ● | |||
開発とテストのためのソフトウエアとサービス | |||||
Windows、Windows Server | ● | ● | ● | ● | |
Microsoft SQL Server | ● | ● | ● | ● | |
Microsoft Azure10 | ● | ● | ● | ||
Microsoft Embedded | ● | ● | ● | ||
Microsoft Office | ● | ● | |||
Microsoft Dynamics | ● | ● | |||
その他すべての Microsoft サーバー (SharePoint、Exchange、など) | ● | ● | |||
その他の特典 | |||||
Windows Phone 開発者アカウント11 | ● | ● | ● | ● | |
Windows ストア開発者アカウント12 | ● | ● | ● | ● | |
Office 365 開発者向けサブスクリプション13 | ● | ● |
1. 階層の相互作用のプロファイルを含む
2. 読み取り専用
3. 完全な Team Foundation Server および TFS CAL (別途購入)が必要
4. 別途ライセンスされたMicrosoft SharePoint Server
5. Microsoft Project および別途ライセンスされた Project Server
6. 別途ライセンスされたMicrosoft System Center
7. エンド ユーザーは無料の Feedback クライアントを使用してフィードバックを TFS に送信し、MSDN ソフトウェアにアクセスしてアプリケーションをレビューしてフィードバックを提供できます。
8. MSDN サブスクリプションは不要です。 更新はエディションによって異なります。
9. 今後予定されている有償サービス提供開始の際、MSDN サブスクリプション ユーザーは、追加費用なしでサービスを利用できます。
10. Windows Azure 特典が変更され、MSDN 特典として提供しているソフトウェアをクラウド上で利用可能になりました。詳しくは Windows Azure の Web サイト および Visual Studio および MSDN のライセンス ホワイトペーパーをご確認ください。
11. 開発者アカウントを12か月間無償でご利用いただけます。国によってはご利用いただけない場合もございます。詳しくは Windows Phone マーケットプレイスをご確認ください。
12. 開発者アカウントを12か月間無償でご利用いただけます。国によってはご利用いただけない場合もございます。 詳しくは Windows ストアをご確認ください。
13. 開発者アカウントを12か月間無償でご利用いただけます。国によってはご利用いただけない場合もございます。
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TEL:0120-41-6755 ※携帯/PHSからもご利用いただけます。
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