DB向けのサーバ設計の知識が身に付く
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データベース系の書籍といえば、データベースの冗長化・性能向上といった点について記述されるのが一般的です。本書も前半部分はそのようなコンテンツが書かれておりどこにでもある本だなぁ、という印象でした。
ところが、後半からは、データベースを構築するうえで必要な、サーバマシン/OS側の押さえておくべき技術について解説しています。
勤務先では先輩達が築いた慣例的な構成設計を踏襲しているだけでしたが、この書籍のおかげで、なぜそのような設計にしなければならなかったのか、根底から理解できるようになりました。
これぞ本当の"基礎”知識だと実感した一冊でした。
Linux + DB(MySQL)を極めたい方にオススメ
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DB Magazine連載時からいい内容だと思っていましたが、一冊にまとまると圧巻です。
下記のキーワードに興味がある方は、買って損はありません。久しぶりに手放しでオススメできる良書です。
・Heartbeat + DRBD
・Linuxのセッティング
・DB(MySQL)のチューニング
・サーバー構成
初心者にも経験者にも
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初心者の勉強用、経験者の確認としても本書は有用だと思います。
プログラマにもサーバ管理者にもオススメの良書
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どの章もかなり深いところまで突っ込まれており、現場のノウハウが詰まっています。
Linux-DBシステムという題名になっていますが、特にLinuxに特化した内容ではなく他OSにも応用可能だと思います。
またDBとやや抽象的な題名になっていますが、内容的にはほぼMySQLをターゲットに書かれていると思って良いでしょう。
全体として偏った内容の記述もなく、顧客の求める高可用性やパフォーマンスをいかに実現するかについて、バランスよく解説されています。(著者は普段はMySQLのコンサルティング業務に就かれているとの記述があり、納得しました)
特に2章に渡って書かれたインデックスのチューニングについては、SQLを使うプログラマにとって必見です。
絞込みやソートなどの際に、どのようなメカニズムでインデックスが利用されるかといった点にポイントがおかれて書かれており、内部構造の理解につながります。自分がDBについてまだまだ理解していなかったことを思い知らされる内容でした。
プログラマーの方もサーバ管理者の方も、データベースを触るお仕事につかれている方は、読んでおいて損の無い一冊だと思います。